今年のお正月、実家にて『おえあんあ?』を親類と遊びました。その際のプレイ記と簡単なレビューです。
ルール概要
ルールは非常にシンプルです。
- 親があるキーワードを決め、それを母音のみで表現する。例えば、「ボードゲーム」なら「お〜おえ〜う」となる。
- 子は順番に手番を得る。自身の手番では「ヒントをもらう」「回答する」などのアクションを行う。
- 子が正答した場合、ポイントが入る。そして、その際には親を変え、次の出題に移る。
- 規定のポイントに最初に辿り着いたプレイヤーが勝者となる。
プレイ記
公式ルールは上でざっくり書きましたが、今回はボードゲームの類をあまり知らない親類と遊ぶという事で、その過程を更にばっさり端折って遊びました。具体的には以下の通り。
- 親は原則、私で固定。
- 回答者は自由に発言(ヒントを求める・回答する)してよい。
- 正答者のポイント管理はしない。
手番制を無くすことで、誰でも気軽に参加・離脱できるようにしました。また、ポイントは皆があまり気にしそうに無いので管理しませんでした。正解した人は偉い・格好いい、それだけの扱いとしました。
1問目
最初に出した問題はこれ。
「お正月に関係あるもの。というか、さっきやってきたことだよ」とヒントを出したら、姪のAちゃんがさくっと正答しました。
私と妻と息子とAちゃんで日中、これをやりに公園に出かけたので、Aちゃんにはすぐに答が分かりました。
答→「たこあげ」
2問目
次の問題。
「これもお正月に関係あるものだよ」とヒントを出したら、妻が回答。簡単ですね。
答→「お年玉」
3問目
肩慣らしが済んだところで、難易度を上げてみる。が、なかなか答が出ないので、とっととヒントを出す。
「これも、お正月に関係あるものです」
これも!?とヒントを出した事で皆、逆に混乱したようでしたが、義姉が点けっ放しだったテレビを一瞥して正答。
答→「格付けチェック」
拗音(ゃゅょ)、促音(っ)も通常の母音で表現するため、これらが混ざってくると難易度がアップしますね。
4問目
ずっとお正月のテーマというのも何なので、そこから離れての出題。
「うーん、『何とかケーキ?』みたいだよね。『クリスマスケーキ』かと思ったんだけど、微妙に違うんだよな」と実姉が発言。
それを聞いた実兄が、音の響きでピンときたのか「分かった!」と回答。それが見事に正解でした。
答→「いきなりステーキ」(店名)
他者の発言が、他の人にとってのヒントになったケースでした。そういう点で他者との絡みもあって面白いです。
5問目
長めの言葉で出題。何だこれ?と皆が首をひねるも、長い言葉は逆に答が分かりやすいので最初はヒントは出さずにいました。
しかし、あまり答も出ずに場が膠着しそうな雰囲気を感じ取ったので、「人名」と決定的なヒントを出しました。案の定、そのヒントを出してすぐに妻が正答。
答→「きゃりーぱみゅぱみゅ」
ちなみに正式名称は「きゃろらいんちゃろんぷろっぷきゃりーぱみゅぱみゅ」です。知ってましたか?
6問目
最後は、私以外に出題者を募ったところ、義兄が立候補してくれたので、出題をお願いしました。
2文字なら簡単!と言いたいところだが、短い文字ほど意外と答は分かりづらいんですよね〜。
「砂!」
「ツナ!」
「フナ!」
「クワ!」
と皆が幾つか回答するが答は出ない。義兄がここで「動物です」とヒントを出してきました。
ヒントを聞いてすぐに「馬!」と回答するも不正解。その後に、義兄の娘である姪のAちゃんが正解しました。
答→「クマ」
別にひねった単語を問題にしなくても、ごく普通の単語で十分、出題は成立することを改めて感じました。
感想
幅広く様々なシーンで楽しめるゲームです。文字通り老若男女、誰でも簡単に楽しめます。
ちなみに公式ルールをきちんと適用すると、もう少し競技性というか、ゲーム性が向上することを補足しておきます。
上でプレイ時の様子をあげましたが、ルールが直感的に分かりやすく、また出題テーマを参加者に寄せることも可能なため、ゲーム慣れしていない人でも簡単に参加しやすいと思いました。
出題も、別にひねった言葉を考える必要はありません。もちろん、そうした単語を出題するという楽しみもありますが、ごく普通の言葉で出題するだけでもゲームは成立するので、誰もが出題者として参加できます。
また、今回はお正月という事でそれに関連した単語を答としたように、その時々の事柄をお題に絡める事で、ちょっとした場の話題作りとしての効果もあると思いました。
面識が無い相手でも問題なく、共に楽しむ事ができるゲームです。そのため、ボードゲームのオープン会やボドゲカフェなど、初対面同士の場でアイスブレイク的に利用するのもありではないかと思いました。
以上、『おえあんあ?』を遊んでの感想でした。