あるこじのよしなしごと

東京の片隅で、妻と4歳の息子と三人で暮らしています。 ボードゲーム、読んだ漫画・本、観た映画・テレビ、遊んだゲーム、育児について、その他日常などを綴っています。

『アノコロの俺ら』vol.3(00's〜10's)

ざっくり言うと

2000年以降の出来事がどんな順番で起きたかを思い出すゲーム。漫画・アニメ・ゲームの内容が多め。最近の出来事が多いのでノスタルジックな雰囲気にはなり辛いが、その分若い年代の人でも楽しめる。

こんにちは、あるこじ(@arukoji_tb)です。

各種ホビーにおける出来事の年月日を推測しながら遊ぶゲーム『アノコロの俺ら』のvol.3を、妻と友人の3人で遊びました。それを踏まえての簡単なレビューです。

このゲームは、サークル「熊熊飯店」さんにて製作された同人ゲームとなります。2018年秋のゲームマーケットで頒布されました。

収録されている出来事の年代によってバージョンが分かれており、vol.3は2000年代〜2010年代(2000-2019)の出来事で構成されています。

ルール概要

  • まず、場にカードを表向きに3枚並べる。なお、以後ゲーム中に場のカードを消費した場合、常に表向きのカードが3枚となるよう山札から補充する。
  • お題となるカードが無い場合、その手番のプレイヤーは3枚の中から好きな1枚を選ぶ。選ばれたカードは裏返し、カード裏面に記載されている出来事の年月日を公開して、お題のカードとする。
  • 手番のプレイヤーは場の3枚から好きなカードを選び、場に裏向きで出ているお題のカードの群に対して、過去か未来のどちらかを指定する。なお、裏向きで出ているカードの群の間の年月日にあたる箇所を指定する事はできない(★)。
  • 過去または未来について正しく指定できた場合、出したカードをお題カードの群に加えつつ、プレイヤーは山札から場の表向きカードを補充し、自身の手番を継続する。
  • 過去または未来について誤って指定していた場合、出したカードをお題カードの群の正しい位置に加えつつ、場の状態をそのままにして次のプレイヤーに手番を移行する。
  • もし、これ以上はカードを置けないと思った場合は、自身の手番を終える事を宣言する。手番の終了を宣言した場合、場に裏向きで出ているカードを全て取得し、自身の得点札とする。
  • 上記を山札と場のカードが無くなるまで繰り返し、最終的に取得した得点札が最も多かったプレイヤーが勝者となる。

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上で分かりづらいと思われるの部分について、補足で説明します。なお、ネタバレ防止の為にカード裏面の記述はボカしを掛けています。ご了承下さい。

例えば、上のような画の場合には2010/6/13より過去か、2012/4/25より未来のいずれかしか指定できないということです。

なので、選択肢のカードの出来事の年月日がいずれも2010/6/13〜2012/4/25の間に起きた出来事だともし分かった場合には、プレイヤーは手番の終了を宣言し、場のお題カードを回収するのが有効な手筋となります。

感想

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私は「アノコロの俺ら」をプレイしたのは初めてでした。他のバージョンについては遊んだ事がありませんでしたが、このvol.3については、2000年以降のネタのみが出てくる為、良くも悪くも「最近の出来事」に感じるものが多かったです。

そういった意味では年代が新し過ぎて、ノスタルジックな雰囲気に浸る場面はあまり無かったです。

但し、「この出来事については全然知らない」というような、誰かが話題から完全に置いてきぼりになる事もあまり無かったのは良いと思いました。

最近のネタが多いので、知識の多寡による感覚の差はあるものの、そのテーマについて皆、何かしら見聞きしたことがあるんですよね。

製作者の方自身、このゲームは2010年生まれまでなら遊べると指針を示していますので、より過去の時代を取り上げているvol.1や2に比べて、楽しめる層は広いように思いました。

取り扱っているジャンルも漫画・アニメ・ゲームだけでなく、テレビドラマや映画、小説、音楽、その他(スポーツイベントや学術的事象まで)まであります。出題ジャンルの幅は思ったよりも多岐に渡ると感じました。ただ、やっぱり漫画・アニメ・ゲームの比率は高めです。まあ、そうしたホビーに興味の無い人が買うとはおよそ思いませんから、その辺についての心配は杞憂でしょうか。

ゲームとして上手くできているなと思った点は、取り上げられているネタについて詳しくなくても、それなりに競う事ができる点が挙げられます。

たとえば、場がリセットされた直後、お題となるカードが無い時には、3枚のカードから自由に選べます。この際に、どの年月なのか全く見当のつかないカードがある場合、そのカードをお題として選び、裏面をオープンしてしまう事で、自分の回答対象から外す事ができるわけです。

当たり前ですが、人によって得意ジャンルと苦手ジャンルみたいな物があって、苦手ジャンルのホビーについては、まるで見当がつかないんですよね。そうした際に、上述のような仕組みになっている点は助かりました。

あとは、各カードに書かれている説明文が充実しているのも良いですね。参加者全員がよく知らない内容であっても、カード裏面の記述を読む事で補足説明を受けられるのは良いです。これが、単純に年月日が記載されているだけのカードだったら興醒めです。

ちなみに、どんな感じの記述がされているかについては原則ネタバレになると思い極力伏せました。が、本項のトップの画像で一枚だけ、ネタバレ要素が薄いと思った「平成最後の日」というカードの内容を載せました。かなりの分量で説明が書かれているのが確認できるかと思います。

最後にリプレイ性について。どこまでいっても知識問題なので、誰かが暗記してしまえばそれまでです。ただ、他のバージョンについては不明ですが、vol.3についてのみで語ると、各出来事同士の関連性が薄く、時期的にも互いにかなり近いため、意外と記憶できないように感じました。

頻繁に持ち出して遊んだなら、もちろん記憶の定着も早く進むでしょうが、ある程度の間隔を空けて遊ぶのであれば、何回でも楽しめそうに思えました。

まとめ

取り扱っているテーマが幅広く、またその出来事の年代も最近のため、vol.3はvol.1やvol.2に比べて、全体的に取っつきやすそうな印象を受けました。

他方、ゲームをやっている中でノスタルジーを感じたり、当時の思い出話を語らったりといった場面は、取り扱われている年代の新しさ故、あまり無かったです。

ゲームシステムという観点では、全ジャンルに関する知識が無くても対応できるような仕組みになっており、ある種の優しさをそこに感じ取れました。

ルールもシンプルなため、題材となるホビーにさえ興味があれば、誰でも気軽に楽しめるゲームだと思います。

以上、『アノコロの俺ら vol.3』の感想でした。