あるこじのよしなしごと

妻・息子2人(2014生:小麦アレ持ち/2019生)と四人で暮らしています。ボードゲーム、読んだ漫画・本、観た映画・テレビ、育児、その他日常等について綴っています。

映画『グランド・イリュージョン』感想(ほぼネタバレなし)

ざっくり言うと

イリュージョニスト集団のフォー・ホースメンはラスベガスでのショーの最中にパリの銀行から300万ユーロを収奪したことでFBIに目を付けられるが……。ド派手な演出のイリュージョンに身を委ねて楽しむ作品。

こんにちは、あるこじ(@arukoji_tb)です。

映画『グランド・イリュージョン』の感想です。感想を書く上でその展開等に言及することになるため、一部展開に関するネタバレを含みます。但し、本作を楽しむ上で重要と思われる伏線やオチについては情報を伏せています。

概要

原題は『NOW YOU SEE ME』。世界的に有名なイリュージョニストであるデビッド・カッパーフィールド監修の下、ルイ・レテリエ監督によって制作されたアメリカの映画です(2013年製作)。2016年には続編が公開され、また2019年3月現在は三作目を制作中です。

以下、allcinemaにて記載のあらすじを引用します。

“フォー・ホースメン”を名乗る4人組のスーパー・イリュージョニスト・チームが、大観衆が見守るラスベガスのステージで前代未聞のイリュージョン・ショーを披露する。なんと、遠く離れたパリの銀行を襲い、その金庫から320万ユーロという大金を奪い取ってしまったのだ。一夜にして全米中にその名を轟かせたホースメンだったが、FBIとインターポールの合同捜査チームは、すぐさま強盗容疑で身柄を拘束する。しかしトリックを暴くことができず、証拠不十分のまま釈放を余儀なくされる。そこで捜査チームは、元マジシャンのサディアスに協力を要請し、ホースメンのさらなる犯行の阻止とその逮捕に全力で取り組むのだが……。

映画 グランド・イリュージョン - allcinema

以下、本作の感想を書いていきます。

感想

フォー・ホースメンによるド派手なイリュージョンが最大の見所

何といっても本作の見所はここです!フォー・ホースメンによって、数々の大イリュージョンが繰り広げられます。

その中でも個人的には、一躍有名になるきっかけとなる最初のイリュージョン、パリの銀行からおよそ300万ユーロを僅か数分でラスベガスの会場に送金するというネタが壮大で良かったです。

正直、ここを観られただけでもう十分面白いと感じてしまいました。どうやったかの種明かしは話が進む中で行われるのですが、どうやったか以前に、この壮大な演出には胸が踊りました。

優れたミステリは「魅力的な謎」と「論理的な解決」によって構成されるというのが私の持論なのですが、本作でフォー・ホースメンが展開する数々のイリュージョンにおける「魅力的な謎」の存在感は圧巻です。

フォー・ホースメンは観衆ならびに銀行から現金を収奪した事で自身らをマークするFBIなどを相手に幾つかのイリュージョンを展開するのですが、それらがどれも格好良い! 個人的には中でも、その演出を彩る音楽が特に良かったと感じました。気分が高揚すること請け合いです。

ストーリー展開や設定で気になるところも?

本作について自身で感想をまとめる前に、他の人がどんな感想を書いているのかが気になったので、そちらもチェックしてみました。

すると、本作に関して幾つか「傷」となる部分があるというような感想が見受けられたので、その点について言及しつつ自身の感想を書いてみたいと思います。

イリュージョンの種明かしがされない箇所がある

これは確かに一部ありました。個人的にはラストシーンで、群衆の中から消える際のトリックが分からなかったです。というか、演出の格好良さで誤魔化された感がありますね(笑)

ただ、本作でストーリー上重要な意味を持つと思われる大ネタ4点については、どこまで丁寧に説明するかの差こそあれど、一応種明かしされていたので、ここは私はあまり気になりませんでした。

警察(FBI)の捜査が杜撰すぎる

これは私も感じます。フォー・ホースメンに振り回され過ぎです。警察が翻弄される事についても一部説明が付く点もあるのですが、それを差し置いてもやられ過ぎかなとは思いました。

フォー・ホースメンの動機が薄い

これもやや同意かな。薄いというか、その事を説明する情報量が少ないので、フォー・ホースメンの面々がそれについてどこまで思い入れがあるのか、いまいち伝わってきませんでした。

催眠術強過ぎ

これは完全に同意です(笑) フォー・ホースメンの中にメンタリストの達人かつ催眠術のプロがいるのですが、そいつがとにかく有能過ぎる。"奇術'を通り越して完全に"魔術"の域に足を突っ込んでましたね。

ラストのオチは反則

これは、私はあまり感じませんでした。全体でみても筋が通っていますし、納得できました。比較的序盤できちんと伏線が張ってあると感じられたのもポイントかもしれません。

ただ、多少ミスリードが多めかなとは思います。なので、そういうのが嫌いな人にしてみれば「あの情報はなんだったんだ」みたいな気持ちになるのかもしれませんね。

まとめ

本作は壮大なイリュージョンとそれを盛り上げる音楽や演出が主な見所の作品だと感じました。フォー・ホースメンが観衆やFBIらを鮮やかに翻弄する様を眺めつつ、自身も共に欺かれるのを楽しむというのが本作を最も堪能できる姿勢だと思います。

他方、その派手な演出の裏で、一部細かい展開の詰め・整合性の担保が足りていないといった感想を持つ方もいるようでした。個人的にはそうした「傷」は観ている時にはあまり気になりませんでしたが、映画の鑑賞中にそうした展開の辻褄部分などが気になりやすい人には向かないかもしれません。

以上、映画『グランド・イリュージョン』の感想でした。

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