あるこじのよしなしごと

妻・息子2人(2014生:小麦アレ持ち/2019生)と四人で暮らしています。ボードゲーム、読んだ漫画・本、観た映画・テレビ、育児、その他日常等について綴っています。

漫画『五等分の花嫁』81話の感想・考察/切な過ぎる四葉の心情がより明確に表現される

ざっくり言うと

三玖の好意に風太郎は気付いていた。四葉は姉妹の幸せを優先する心情を吐露する。二乃は誰かに盗撮されている? そして一花は風太郎に、二乃は三玖に話があるというが……。三玖の風太郎への告白は次々回が濃厚か?

こんにちは、あるこじ(@arukoji_tb)です。

漫画『五等分の花嫁』81話「シスターズウォー  四回戦」を読んでの感想・考察です。感想・考察の性質上、展開やオチなどに多々言及することになるため、ネタバレ多数になります。ご注意下さい。

なお、下記は前回(80話)を読んでの感想・考察記事です。よろしければ、ご覧下さい。 

 

出来事のおさらい・感想

81話で起きた出来事を簡潔に箇条書きすると、こんな感じでした。

  • 風太郎が三玖の好意に気付いていたと四葉に明かす。
  • 四葉が、他の姉妹が幸せになるのが当然の事だと考えている心情を吐露する。
  • 何者かが二乃(?)を盗撮している事実が明らかになる。
  • 一花が風太郎に、二乃が三玖に、それぞれ話があると伝える。

 

風太郎たちが三玖・四葉に遅れて頂上に到着した理由については

全く……下のお店でお昼ご飯の食べ過ぎだよ

という武田の発言で明確になりました。やはり、四ツ辻のお店でご飯を食べていたようですね。

ところで、おそらく三人の中で最も体力に欠ける風太郎が何故一番に上に着いたのかは内心疑問だったのですが、武田が前田をおぶっていたからというのが真相でした。これは流石に読めませんでした。武田はなかなか友達甲斐のある奴ですね。宇宙飛行士を目指しているだけあって、体力も大したものです。

風太郎が三玖の好意に気付いていたのは意外でした。しかし、冷静に考えてみれば、偽五月騒動の際に思い切り抱きついたり、料理が苦手なはずの三玖が二乃と共に自身が務める飲食店のバイトに応募してきたりと、三玖の好意はかなり開けっぴろげでした。

決定的な要素(直接の告白など)こそ無かったものの、普通に考えれば、三玖の好意に風太郎が気付くのは当然です。ただ、ラブコメの主人公は総じて鈍感であるというお約束から、その好意に気づく筈はないと思い込んでいました。そうした先入観の間隙をついてくるあたり、やはりこの作品は読んでいて面白いです。

以下、今回特に気になった点を考察します。

考察

四葉の行動原理とは?

今回の話の中で、今後の展開に大きく影響しそうな点がありました。それは、四葉の行動原理に関する、風太郎との会話です。

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四葉は、前の学校での落第騒ぎで迷惑をかけたことから

姉妹の皆が自分より幸せになるのは当然

と明言します。この発言でようやく四葉の行動について、得心がいきました。

四葉は他の姉妹を優先し過ぎではないかと常々思っていましたが、自分より姉妹が幸せになるべきだと明確に思っているんですね。

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いわゆる恋愛感情にあたるのかはともかく、四葉が風太郎のことを憎からず思っていることは明白です。しかし、クラスメイトに風太郎との仲を噂された際に、寂しげ(?)な表情で「ありえません」と一蹴していました。正直、その心理がいまいち読み切れなかったのですが、これは自分以外の姉妹が風太郎に好意を抱いていることを知っているから、その幸せを優先するがための発言だったのですね。

今後、四葉が風太郎に対して明確に恋愛感情を持ったとしても、他の姉妹を優先すべきと四葉が考えるのであれば、確かに彼女と風太郎が結ばれる未来は「ありえない」わけです。ここまでの気持ちが込められている発言なら、切なすぎる話です。

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ただ、今回の風太郎との会話の中で、その考えが揺らいだ可能性がありますね。

「他の姉妹を優先しなければならない」といった思い込みを四葉が持っていることが分かりましたが、一花・二乃・三玖・五月の誰もが、四葉がそうして生きることを望みはしないはずです。

他ならぬ姉妹の誰か(スクランブルエッグ編で四葉から励まされた一花あたりでしょうか?)の手によって、四葉が自身の抱える自己犠牲の"呪縛"より解き放たれる日が、いつか訪れるのではないかと期待します。

二乃を狙う盗撮犯の動機と正体は?

二乃が気にしていた「カシャン」という音は、前回予想した通り、やはりカメラのシャッター音でした。

予想と異なっていたのはその被写体について。てっきり、二乃の近くにいる女優候補の一花が狙われていたのかと思っていましたが、狙われているのは自分だと二乃は主張します。そして、これは二乃の思い込みではないようです。

狙われているのは二乃

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今回の話で盗撮が確認できたシーンは二箇所。上は伏見稲荷大社でシャッター音が鳴ったシーンです。このとき、三玖は風太郎の前から逃亡、四葉・五月・風太郎は三玖を追いかけており、現場に居たのは一花と二乃だけでした。盗撮をしている人間の狙いが一人だけだと仮定すると、狙いはこの二人のどちらかということになります。

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そして、もう一箇所の盗撮は大胆にもホテルの廊下で行われました。このときに撮られたのは二乃・四葉・五月となります。

従って、双方で共通して被写体となっているのは二乃だけです。二乃の主張にはそれなりに納得感があると言えそうです。

二乃が狙われる動機は?

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二乃の主張は正しい事になると私も思うのですが、五月の言う通り、何故二乃なのか。はっきり言ってお手上げです。さっぱり分かりません……。

過去の京都で起きた何かしらの出来事が、その原因と絡んでいたりするのでしょうか?

盗撮犯の正体は?

では、盗撮犯は一体誰なのか。

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これについて絞り込む上でポイントになりそうなのが、使われているのが何故か「使い捨てカメラ」であるという点です。

ここは大分決め付けになりますが、同じ高校の生徒であれば、普通は携帯で撮影するのではないでしょうか。わざわざ不便な使い捨てカメラを使うとは考えにくいです。よって、クラスメイトの線は全て消します。

二乃のクラスメイト以外の人間として思い付く相手を、何故京都にいるのかは一旦棚上げしてひたすら挙げると、

  • 上杉らいは
  • 上杉勇也(上杉父)
  • 中野マルオ(中野父)
  • 一花のマネージャー
  • 竹林/真田(かつての風太郎のクラスメイト)
  • 江端さん

この辺でしょうか……。全く新しい登場人物という可能性も十分ありますが、それならどの道当てるのは至難のため、既に登場している人間と、ひとまず仮定します。

らいはが撮影しているというのは、話としては面白いかもしれません。ただ……。

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らいはも携帯での写真撮影は可能な点がネックです。上は第6話「扉を開けて」の中の一コマですが、カレーうどんを撮影して風太郎に画像送信している様子が描写されています。

勇也(上杉父)はどうか。これも可能性としては薄そうです。というのも、

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作中では明言されていませんが、

親父の仕事道具からパクってきた

という金髪少年時代の風太郎の発言から、彼の職業はカメラマンである(又はかつてカメラマンだった)可能性が高いためです。カメラを使うことを生業とする人間が、インスタントカメラを使うかは微妙な気がします。

マルオ(中野父)は、五姉妹の中で二乃単独に固執する必要があるかはともかく、姉妹の監視という可能性を考えると、動機としては何とか成立しそうな気がします。何らかの理由で二乃の風太郎に対する好意を察知し、二人が接近するのを警戒しているなど……。ただ、マルオが直接カメラを使っていたら、めっちゃ目立ちますよね。幾ら何でもすぐにバレそうです。もっとも、この指摘は、対象がらいはや勇也であっても当てはまる話ですが。

面が割れていないという条件を満たすとすれば、一花のマネージャーでしょうか。しかし、そうなると一花を撮影しているなら何とか話が繋がりそうなものの、撮られているのが二乃の時点で動機が無さそうなんですよね。

あとは、苦しいですが"京都繋がり"という点で、風太郎のかつてのクラスメイトである竹林または真田が何らかの理由で再登場し、二乃を撮影しているのかも……? ただ、もしそうだとしたら、いよいよもって動機が全く分からないですね。風太郎が撮影されているなら、まだ理解はできそうですが……。

そんな訳で、もしこれまでに登場した人物が撮影しているのだとしたら、一番可能性がありそうに思えるのは江端さんです。二乃を撮影している動機は、上でマルオの線で検討した際に書いたのと同様です。つまり、マルオが江端さんに修学旅行中、二乃(と風太郎)のことをマークし、時々様子を撮影するよう依頼したのではないか、という考えですね。

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江端さんは普段から、中野家の写真撮影等もしています。また、彼には図らずも変装の技術があります(?)。そのため、五姉妹に気付かれないように潜むこともできそうです。

ただ、上で挙げたシーン(第68話「スクランブルエッグ⑧」)で、普通に性能が良さげなカメラを使ってるのがやはりネックといえます。このカメラが江端さんの所有物でなく中野家資産だとしても、マルオの指示ならこのカメラを使いそうな気がします。仮に盗撮に向かないからという理由で使わないのだとしても、もしマルオへの状況報告という目的があるなら、通信機能の無いインスタントカメラで撮影するのは理解に苦しむ点です。

とにかく、何でインスタントカメラで撮影しているのか? そこの理由付けが上手くできれば、誰が盗撮犯なのかに迫ることができそうな気がするんですけどね……。

【追記】ネットで他の人の感想も読んでみたところ、前田が実行犯ではないかという説があるようですね。自分なりに考えてみましたが、これはかなり信憑性がありそうです。以下、説明していきます。

「実行犯=前田」説

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まず、インスタントカメラを持つ人物の服装の袖が黒であるのに対し、前田の服装もそれに合致しています。伏見稲荷で二乃が写真を撮られた頃には同じく頂上にいましたし、また、ホテルで写真を二乃たちが写真を撮られた辺りの時間帯のアリバイもありません。状況証拠的に前田は犯人の要件を満たしていると言えそうです。

しかし、前田が盗撮をしているとして、気になったのは

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80話におけるこの場面での撮影です。普通なら、ほぼ間違いなくすぐそばにいる風太郎や武田に見咎められるはず。ここを前田はどう乗り切ったのか?

真犯人=風太郎?

これは発想の転換で、そもそも前田に撮影を依頼したのが風太郎だと考えることで疑問は氷解します。自分から依頼したのですから、当然風太郎が止めるはずもありません。武田についても、風太郎からその意図について説明されていれば特に前田を止めることはしないでしょう。

風太郎自身が五姉妹を撮れば一番話が早いですが、風太郎は二乃をはじめ五姉妹から動向をチェックされやすい立場にあります。秘密裏に五姉妹を撮りたいという意図が風太郎にあるのだとすれば、前田などの自分以外の人間に依頼することは理解できます。

そして、風太郎が前田に撮影を依頼したのだとすると、上で散々悩んでいた、何故盗撮犯がインスタントカメラを使っていたのかという疑問点も上手く説明がつくのです。

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犯人=前田がインスタントカメラを使った(厳密に言うなら、風太郎からインスタントカメラを使うように指示された)理由は、風太郎の携帯がガラケーだからではないでしょうか?

前田自身はスマホを持っているのかもしれませんが、スマホで撮影した画像をガラケーで受けるのは、ファイルサイズ等の点でかなり難儀でしょう。スマホで撮影すればそのままデータ通信できるのだからスマホで撮らない理由が無いと思い込んでいましたが、データを引き渡す相手がスマホを持っていない場合に限り、スマホでの撮影は却って面倒になるということを見過ごしていました。

最終的に写真を手に入れたい人間がスマホを持っていないなら、初めからアナログなインスタントカメラで撮影し、そのカメラを直接渡すほうが余程手っ取り早いです。

言い換えると、インスタントカメラが使われている時点で、最終的に写真が必要な人間=真犯人はスマホを持っていない人物、すなわち風太郎ではないかと考えられます。実行犯が前田なのか、そうでないのかまでは明確ではありませんが、裏で糸を引いている人物が風太郎である確率はかなり高いと言えるのではないでしょうか。

二乃(または五姉妹)を撮影する動機は?

しかし、その動機はいまいち分かりません。可能性として考えられるのは

  1. 五姉妹への誕生日プレゼントにするため
  2. 京都であった写真の子が誰であるかを探るため
  3. 二乃に惹かれつつあり、その姿を写真に留めておきたいため

この辺でしょうか。

もし1であれば、二乃だけが写真に撮られているというのは勘違い(というか、二乃だけが勘良く気づいただけ)で、他の姉妹も満遍なく写真に撮られているという事になりますね。

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出発前に妹のらいはから指摘された事もあり、風太郎なりに考えたプレゼントという訳です。多少ぎくしゃくしつつある五姉妹の関係が、この写真のプレゼントによって改善される可能性もあります。可能性を3つ挙げましたが、個人的にはこれが本命です。

2は、京都という土地における五姉妹の姿をしっかりと捉える事で、写真の子が誰かを明確にするヒントにしたいのではという考えです。なお、この場合も1と同様、二乃以外も撮影されているという前提です。風太郎が写真の子に対する未練を断ち切っているのであれば、今更こんな調査はしないかもしれません。しかし、79話での「零奈」とのコンタクトによって、写真の子の正体について再び興味が湧いたのであれば、風太郎が思い出の地で調査をしているという可能性はあります。

3は、二乃だけが写真に撮られているというのが本当だった場合における考えです。風太郎は一花、また81話での会話内容からして三玖の好意にも、修学旅行出発前で気づいているようでしたが、本人から明確に告白されたのは二乃だけです。彼女のことを風太郎が他の姉妹より強く意識するのは決しておかしな話ではないでしょう。

一花と二乃の話の内容は?

話の最後、一花から風太郎に、二乃から三玖に、それぞれ話があると発言しています。二人はどんな話をするつもりなのでしょうか?

ここは細かい理屈立ては省いて、直観で思った事を書いてみました。

一花について

一花から風太郎に対して行う話となると、やはり三玖の振りをして風太郎を謀った件に関する自白と謝罪、そして改めての告白でしょうか。

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一花はこの日、伏見稲荷で二乃からぶつけられた言葉に少なからずショックを受けたようでした。この言葉を聞くまでは他人を陥れてでも風太郎を手に入れようと近視眼的になっていましたが、二乃の言葉にその姿勢を改めるというのは自然な気持ちの変化と考えられます。

なお、この時点で一花視点からすれば、風太郎が「誰か(といっても、偽三玖の発言内容からは一花の疑い濃厚ですが)が三玖の変装をした」と見破っていることは知り得ません。そして、この前提(=風太郎が偽三玖の存在について看破していることを一花は知らないという事)については風太郎も理解できるはずです。

一花から自発的に三玖に変装した事を明かすのと、風太郎から偽三玖を演じたのではないかと指摘された上で自白するのとでは、大分受ける印象が変わってきます。たとえは悪いですが、前者であれば指名手配になる前に警察に自首するような潔さがあります(※なお余談ですが、指名手配後に警察に行く行為は「出頭」となります。原則、自首のほうが刑は軽くなります)。

次回、一花が風太郎の発言に先んじて、自身の行ったことについて詫びることができるようであれば、風太郎争奪戦から何とかリタイヤせずに済むのではないでしょうか。

二乃について

一方で、二乃から三玖への話ですが、こちらはおそらく風太郎に正面から告白しろという類の話ではないかと思われます。

二乃はそもそも、三玖の風太郎に対する好意をずっと知っていました。風太郎のバイト先に入る勝負を三玖と繰り広げた際などには、彼女の風太郎に対する愛情について、より実感した事でしょう。

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また、修学旅行の班決めの場でも、三玖が風太郎に告白しても構わないくらいの気持ちで挑発していました。一花が他の姉妹を搦め手で牽制するのに対し、二乃は正面からぶつかるタイプです。

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二乃にしてみれば、他の姉妹を出し抜いて風太郎にアプローチしても、あまり意味は無いのでしょう。それは、彼女が五姉妹の絆を何より大事にしているためです。騙し討ちのようにして風太郎を手に入れても、それで五姉妹の仲が悪化するのであれば、二乃にとっては本末転倒なのではないでしょうか。

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修学旅行が始まる前、二乃は決着をつけると独白していました。これは自分が風太郎を手に入れるという意味だけでなく、他の姉妹も同じく風太郎に告白した上で、それでも自分が風太郎に選ばれるという結果を目指して努力するという意味だったのかもしれません。

そんな二乃からして、三玖が風太郎になかなか正面から告白しないのは、大分やきもきさせられている状況だと思います。自分の目的を果たすためという意味でもそうですし、また勿論、三玖自身のためを思ってという気持ちもそこには多分に含まれる筈です。

こうした様々な感情が綯い交ぜになっている中で、二乃は三玖の告白の後押しをしようとしているのではないか。そう思いました。

三玖の告白の行方は?

一花と二乃がするであろう話の内容について推測しましたが、これだけの展開があれば、82話のページは埋まってしまうでしょう。

一花の自白によって風太郎の疑問が完全に解消し、二乃の発破によって三玖が告白する決意を持つところまでで82話は締まるのではないかと思われます。よって、更にその次の83話で三玖から風太郎への告白が描かれるのでは、と思いました。

パンはどこへ消えた?

個人的に気になって仕方ないのが、三玖の作ったパンの行方です。結局、81話では風太郎が三玖の作ったパンを食べる事はありませんでした。

そもそも、パンはどうなったのか? ぱっと見では分かりづらいのですが、

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この左上のコマを見ると、パンが入った袋を三玖が落としているように見えます。

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ちなみにこちらが80話で登場する、パンが入った袋です。同じ袋ですよね?

この後、四葉・五月・風太郎は三玖を追い掛けるため、拾う機会はありません。現場に残った五姉妹は一花と二乃のみですので、二人の内のどちらかが拾っている可能性が高いですね。

おそらくは、三玖に対して話をしようと持ち掛けている二乃が拾っており、話をする際に三玖に引き渡すのだろうと推測されます。そして、三玖から風太郎への告白の際に、何らかの作用をもたらすのでしょう。

まとめ

今回も情報量の多い回でしたが、個人的に一番印象に残ったのは、四葉の心情を吐露する部分でした。

彼女が自己犠牲の精神が強いことは、これまでの作中の描写からも分かっていた事ではありますが、姉妹の皆が自分より幸せになるのは当然……裏返せば、自分が他の姉妹よりも幸せになってはいけないという思いを抱えているとまでは、思っていませんでした。

その他にも、修学旅行中におそらく行われるであろう三玖の告白、そして盗撮犯の正体など、気になる点は目白押しです。次回も見逃せないですね。

以上、『五等分の花嫁』81話「シスターズ・ウォー四回戦」の感想・考察でした。


§ 本記事で掲載している画像は(C)春場ねぎ・講談社/『五等分の花嫁』より引用しています。


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