あるこじのよしなしごと

東京の片隅で、妻と4歳の息子と三人で暮らしています。 ボードゲーム、読んだ漫画・本、観た映画・テレビ、遊んだゲーム、育児について、その他日常などを綴っています。

漫画『五等分の花嫁』82話の感想・考察/一花は「写真の子」本人ではない?

ざっくり言うと

風太郎と四葉・五月は清水寺での時を過ごす。二乃は告白に怖気付く三玖を勇気付け、一花は更なる策略を巡らす。風太郎は零奈の正体を確認するための証拠の存在に気付く? また、一花は「写真の子」本人ではない可能性が高まる?

こんにちは、あるこじ(@arukoji_tb)です。

漫画『五等分の花嫁』82話「シスターズウォー  五回戦」を読んでの感想・考察です。感想・考察の性質上、展開やオチなどに多々言及することになるため、ネタバレ多数になります。ご注意下さい。

なお、下記は前話(81話)を読んでの感想・考察記事です。よろしければ、ご覧下さい。 

出来事のおさらい・感想

82話で起きた出来事を簡潔に箇条書きすると、こんな感じでした。

  • 風太郎が四葉・五月と清水寺での時を過ごす。
  • 五月とツーショット写真を撮ることで、風太郎が写真の子に関する何らかの気付きを得る。
  • 風太郎への告白に怖気付く三玖を二乃が勇気付ける。
  • 一花が三玖の格好をして風太郎を連れ出す。
  • 盗撮犯については先生らの間でも話題になっていることが分かる。

 

二乃が三玖を勇気付けるという展開はほぼ予想通りでした。一方で、一花は風太郎に対して正直に偽三玖として暗躍したことを明かすのだろうと予想していたのですが、この予想は外れてしまいました。風太郎に追加で嘘を吐こうとしているようですが、果たして。

五月は元々の狙い通り、清水寺で風太郎と時を過ごすことに成功しましたね。ツーショット写真を撮ったり、風太郎の記憶を刺激しているようでした。そんな中、五月が何かを隠していると四葉が勘付いたようですね。この辺は非常に解釈が悩ましい点です。

以下、今回特に気になった点を考察します。

考察

四葉と五月の零奈共犯説は崩れる?

最初のテーマはこれです。

これまでの話を読み進める中で多くの人が、少なくとも零奈として振る舞っていたのは五月だったという一点については、共通認識を持っている事と思います。

厳密にはそうではない可能性もあるかもしれません(たとえばショッピングモールに現れた零奈は五月だが、公園に現れた零奈は別の誰かだった、など)が、私自身は零奈の正体は五月だと仮定しているため、その前提で論を進めます。

このとき「実行犯」は五月だとして、裏で糸を引く存在がいたのかどうかという点で、web上の各種の感想を読むと、大きく2つの説が存在するように感じています。具体的に言うと、1)零奈は五月の単独犯という説と、2)零奈は四葉が依頼して五月がそう振る舞った(四葉と五月の共犯)という説です。

元々私は1)の立場を取っていましたが、82話の描写をみて、その考えは更に補強されたように感じました。その根拠としたのは

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このカットです。清水寺で風太郎の記憶を呼び覚まそうと挙動不審な五月について、四葉は何か五月が隠し事をしていると気付いたようでした。

しかし、度々感じるのですが、四葉は本当に成績が悪いんでしょうか?  三玖が誰かに恋していると真っ先に気付いたのは四葉、「スクランブルエッグ」において一花が無理をしていると気付いたのも四葉、そして今回。要所要所で、四葉は本当によく目端が利く人間です。まあ、それと学校の成績とは無関係と言われたらそれまでですが……。動物的な勘に近いのかな。

閑話休題。ともかく、四葉は五月が何かを隠していると感づきました。この突っ込みの入れ方は、四葉と五月が何らかの秘密を共有している間柄だとすると、何処となく違和感があるように感じました。

何処に違和感があるのか考えてみたのですが、元々二人が零奈という共通の秘密を抱えているのだとしたら、この五月の表情に滲む緊張感は何だ? と思ってしまうんですよね。

仮に元々、四葉と五月が零奈を演じるという点で共犯関係にあったのだとして、その上で現在は五月が彼女自身の何らかの目的のためにスタンドプレーをしているのだと仮定します。この場合、五月は四葉から投げかけられた疑問に対し、零奈絡みの話だと説明すれば上手く誤魔化せるように思うんですよね。一瞬焦るにせよ、そこまで焦る事ではない。

しかし、82話で五月が見せた表情からは、そうした逃げ道がありそうな雰囲気を私には感じ取れませんでした。四葉を上手く誤魔化す材料が無い、ということはそもそも二人の間に共通の秘密はない。イコール、零奈が生まれる過程で二人の共犯関係は存在しない(=零奈は五月による単独犯)というのが私の中での仮説です。

ただ、この説の論拠となるのは今回のエピソードにおける五月の表情の解釈という、非常に主観的な点にあるため、客観性に乏しい主張だというのは自覚しています。

五月の目的は何か?

五月は元々の狙い通り、風太郎と清水寺で時を過ごします。そして、過去の「写真の子」同様にツーショット写真を撮るなど、明らかに風太郎の記憶を呼び覚まそうとするアクションを取っています。

しかし、一連の行動からは自分が風太郎と一緒に過ごしたいからそうしている、という風には見てとれません。

ツーショット写真を撮る場面では

しかし!ここまですれば上杉君も五年前のことを思い出してくれるはず!

とモノローグしています。「ここまですれば」という言葉の選び方からは、風太郎と腕を組みたいとは別段思っていない心理がうっすら読み取れるように思えます。

やはり、現時点で五月は風太郎に恋愛感情は抱いていないようです。その一方で、風太郎に「写真の子」を思い出させようという意気込みは強く感じられますね。

こう書いていて思いましたが、写真の子はやはり五月ではなさそうに感じます。上で書いた通り、五月は風太郎に恋愛感情を抱いている様子は感じられません。一方で、風太郎が写真の子を思い出すことには執着している。

これでもし写真の子が五月本人なら、彼女がムキになって風太郎に写真の子のことを思い出させようとする理由が分かりません。それよりは、風太郎のことが好きな他の姉妹の誰かのために、写真の子が誰だったのかに関する風太郎の記憶を明確にしようとしていると考えるのが自然に思えます。

なお、五月が零奈を演じた理由については、過去に別記事(79話読了時の感想)において考察済みです。興味がありましたら、下記よりご参照下さい。 

風太郎は何に気付いたのか?

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五月の行動の甲斐あってか、風太郎は何かに気付いたようでした。

この風太郎の気付きの次のコマで五月が「何か思い出しましたか?」と言葉を発していますが、これはミスリードっぽく感じる演出ですね。

五月の発言に引き摺られると、読み手も風太郎が写真の子との思い出を何らか思い出したように感じさせられてしまうのですが、実際のところ、風太郎が何かを思い出したのかは実際には分かりません。

私は、風太郎は写真の子のことを思い出したのではなく、零奈の正体を見つける材料に気付いたのでは?と感じました。

根拠は風太郎の頭の中を巡る思考過程にあります。内容をおさらいしてみると、

あの写真もここで撮った【過去】→写真の子はお守りを五つ買っていた【過去】→お守りは川に流された【現在】

となります。つまり、思考の終着点は現在の記憶なのです。しかし、もし写真の子の思い出を何らか思い出していたのだとすると、風太郎の思考が現在に着地しているのは不自然です。過去の流れを辿り続ける思考でなければ、辻褄が合いません。

それでは、風太郎は何に気付いたのか?

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推測ですが、五月にお守りの所在を尋ねることで零奈かどうかを炙り出せると気付いたのではないでしょうか。

風太郎はおそらく、五月のことを零奈の最有力候補と考えているはずです。清水寺に執心していること含め修学旅行先での行動が挙動不審過ぎます。

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また何と言っても、ショッピングモールに現れたのはやり過ぎです。他の姉妹が居合わせた可能性は確かにゼロではないですが、とはいえ、その場にいたのは普通に考えれば四葉か五月のどちらか。かつ、四葉はらいはと共にいたアリバイがあるため、素直に考えれば五月で決まりです。

三玖の好意についても勘付くなど、風太郎はそもそも聡明な人物です。そんな彼がこの事に気付かないというのは考えにくいです。しかし、風太郎の中で上の考えが成り立つとしても、この推論を立証するための証拠がありませんでした。

この点について風太郎は、かつて五月が病室で自分に見せたお守りの所在について改めて確認することで、五月が零奈かどうかを判断できると気付いたのではないでしょうか。

なお、このお守りの有無で零奈かどうかを見破るというのは、対象が五月の場合に限って有効です。というのは、他の四人が昔のお守りを後生大事に持っているかは分からないからです。特に一花あたりだと、無くしていてもおかしくありません……。ただ、五月だけは過去に病室で風太郎に直に見せているため、この方法で看破が可能というわけです。

もっとも、この点を五月が風太郎から突っ込まれた場合、詳細は抜きにして「最近無くした」と五月が返答すれば、疑惑は深まるものの零奈であることは確定しません。風太郎もこの点は考慮することでしょう。

そのため、実際にお守りの有無を切り口に五月を零奈と確定することを狙うのであれば、何らか上手いこと話題を誘導するか、質問によって動揺した五月に更に畳み掛けるなど、多少の工夫が要るでしょうね。

三玖の「ごめん」の意味するところは?

二乃は82話で終始、恋敵にも関わらず三玖を勇気付けていました。姉妹の絆を大事にする二乃らしい振る舞いです。

それに対して三玖は

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ごめん……と返していました。一体、この発言の意図は何でしょうか。

一つ考えられるのは、二乃は励ましてくれたが告白する勇気はやっぱり出ない、という意味の「ごめん」です。

しかし、私はこの線は薄いと思っています。というのは、二乃が三玖を勇気付けるために使った言葉が、結果的に三玖にピンポイントで刺さった可能性が高いからです。

二乃は三玖に対して

五つ子よ。あんたも可愛いに決まってんじゃん!

と励ましました。

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この二乃の激励の論理展開は、図らずもかつて風太郎が家庭教師初期に三玖に語った励ましと内容が被るんですよね。そして、この事を通じて三玖は段々と風太郎に惹かれていきます。この事から、二乃の言葉は三玖に強く響いたのではないかと思いました。

それならば、三玖の「ごめん」はどういう意味なのかという話ですが、これは二乃も風太郎のことが好きなのに、自分(三玖)が不甲斐ないばかりに応援させるような真似をさせてごめんという意味かなと思いました。

三玖は風太郎に正面から告白する勇気を82話において得たのだと思います。次回以降のどこかで、彼女が風太郎に告白する姿が見られる可能性は高そうです。

一花の策略の中身は?

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一花はまたも偽三玖となり、風太郎を翻弄しようと企んでいるようです。正直、ここで本当の事(偽三玖として動いていたこと)を明かしたほうが一花にとってはよかったのではないかと思いますが……腹を括ってしまったのならば、仕方がないですね。

一花の狙いは

  1. 三玖が風太郎を好きだという気持ちについて何とか誤魔化す。
  2. 風太郎と写真の子のツーショット写真を使い、風太郎に何かを主張する。

この2点のようですが、どうやってこれらを満たすのか。皆目、見当がつきません。次週、一花のお手並み拝見です。

盗撮魔の正体は?

今週はこの話題について、ほぼノータッチでした。ただ、二乃が三玖に変装して室内に戻る際、先生から

このホテルで盗撮があったみたいだから気をつけて

と声をかけられていました。先生の間にも盗撮魔の話は広まっているようです。

先週の感想・考察では、前田が風太郎に依頼されて撮影しており、インスタントカメラを使っているのはスマホを所持していない風太郎にはその方がデータを渡しやすいから、と私見を述べました。

一方で、今回の盗撮魔について、実はクラスの修学旅行アルバムを撮影しているのでは? という意見がネット上の感想を読んでいたら散見されました。

ただ、今週の話で先生からも警戒されているという描写が入ったことで、学校又はクラスのための撮影活動という線は薄くなったといえそうです。

パンはどこへ消えた?

毎回話題にしてすみませんが、相変わらず気になるのが、三玖が作ったパンの行方です。

先週時点では、落としたパンを二乃が拾っていて、三玖と話をする際に渡すのでは……と予想していましたが、外れました。今回、少なくとも目に見える描写でパンは登場しませんでした。

となると、可能性は大きく以下の3つになりそうです。

  1. パンを拾ったのは一花。偽三玖として風太郎と話す際に渡す(?)
  2. パンを拾ったのは武田&前田。そこから風太郎の手に既に渡っている、あるいは既に食されている。
  3. パンを拾ったのはやっぱり二乃。82話では意図的に描写がカットされているが実は三玖に手渡ししている(室内にこっそり置いてあるとか)。

 

1の場合、一花が偽三玖として振る舞うための舞台装置になりえます。しかし、この展開はかなりきな臭くなりそうですので、あまり想像したくありませんね……。

2の場合であれば、風太郎は三玖と今後何処かで会話する場面で「美味かった」的な返事をするのでしょうか。三玖が作ったパンであるという事実を確認しないままに風太郎がそれを食べるというのはちょっと微妙な話の気もしますが、肌身離さず持ち歩いており三玖と出会ったタイミングで取り出すというのはもっと微妙、というか不自然です。

こう考えると、一番ありそうなのはやはり3でしょうか。二乃から三玖に手渡しされている物こそありませんが、

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二乃は部屋に入室する際に鞄を机に置いており、

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部屋を出る際には鞄を持っていきませんでした。この鞄の中にパンが入っているのかもしれません。

それならそれで三玖に一声欲しいところですが、物語の展開上、ここでその事に言及すると話がとっ散らかるので避けたのかもしれません。

三玖がノーヒントで鞄の中のパンに辿り着くのは無理かと思います。ただこの点については、「伝えるのを忘れていた」という事で二乃から三玖にLINEででも伝えればそれでクリアになります。個人的にはこの可能性が本命です。

さあ、次回あたりでパンがどうなったのか、そろそろハッキリするでしょうか? なんだか気になって仕方ありません!

【追記】一花の策略の中身と「写真の子」について

上では一花の策略の中身が分からないと書いたのですが、分からないなりにある程度仮説が立ったので、書き残しておきます。次週、どこまで当たるかのお楽しみという事で。

そもそも一花は「写真の子」なのか?

まず、考えを進める上での大前提として、一花は「写真の子」なのかどうかを考えてみました。

結論ですが、一花はほぼ「写真の子」ではないと思いました。一花が偽三玖の姿で写真のことを話題にしようとしているように82話で示唆された点がその根拠です。以下、詳細を説明していきます。

まず、一花は過去の京都で風太郎と会った(または見かけた)ことはあったのか?

これはあったと思います。でなければ、五月が落とした写真を一目見て「京都の写真だ」「使える」とは判断できないからです。この辺りの詳細は77話の感想・考察でも言及していますので、よければそちらをご参照下さい。

それでは、一花は「写真の子」……つまり、風太郎のことを京都駅で庇い、清水寺に一緒に行き、そして写真を撮った人物なのか?

これは違うと思います。つまり、一花は過去の京都で風太郎を見かけており、そのことを写真を見て思い出したが、風太郎と一緒に時を過ごした「写真の子」ではないと考えます。

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ちなみに一花が風太郎を見かけたのは、風太郎が写真の子と別れるタイミングではないかと思います。写真の子がマルオと共に、自身に別れを告げる場面を風太郎はうっすらと記憶していますが、この場には他の姉妹もいたと考えるのが普通でしょうから。

もし一花が「写真の子」だとしたら、例の写真の使い道はどうなるのか。これを自分に置き換えて考えてみたのですが、私だったら絶対に、変装などしていない自身の姿で、思い出の地である京都において、風太郎に正面からその事を伝えるでしょう。そして、当時の思い出話に花を咲かせます。こうする事で、風太郎に自身をかつて京都で出会っていた運命の子としてアピールできるのです。本人だとして、このように写真を取り扱わない理由はちょっと思い当たりません。

写真の出所だけは説明に困るかもしれませんが、自宅に落ちていたと言えばいい話です(というか、実際にそうだったのですから)。

しかし、82話の引きをみる限り、一花は偽三玖のままでこの写真を用いようとしている可能性が高いです。この場合、どういう言い方で写真について言及されるのか。この点を想像すると、

私には見分けが付くけど、この女の子は一花だよ。昔、フータローは一花と京都で会ってたんだね。

というような発言になるものと思われます。

では、わざわざ三玖の姿でこの台詞を言う(三玖に言わせる)事にどんな意味があるのか。ここにはきちんと意味があります。

その意味とは、本人からでなく他人から「写真の子」が一花であると伝えた場合のみ、一花自身に風太郎と出会った時の記憶が無くても、それを誤魔化すことができるという点です。

つまり一花は、偽三玖での発言を受けた後に、自身の姿で

私には記憶がないけど、フータロー君と私は昔、京都で会ってたみたいだよ。私たち、運命の糸で繋がっているのかな。

というような内容を風太郎と話し、「写真の子」として振る舞うつもりなのではないでしょうか?

このとき、もし自分が本当に「写真の子」であり、当時の記憶があるのなら、こんな小細工はいりません。つまり逆説的に、こうした小細工が必要ということは一花は過去、風太郎と共に時を過ごした記憶を持っていない。よって、一花は「写真の子」ではないのではないかと考えました。

ただ一つ注意したい点として、実際には「写真の子」が一花だが、一花自身に風太郎と共に時を過ごした事に関する記憶が無いという可能性もありますね。上の理屈はあくまで、「写真の子」は風太郎との思い出を保持しているという前提の上で成り立つ話になります。

もっとも、少なくとも一花は風太郎らしき金髪少年を見かけた記憶だけは持っていなければ辻褄が合わないというのが私の仮説です。そのため、風太郎について京都で会ったことや見た目だけは覚えているが、一緒に過ごした記憶は無いというのは大分ちぐはぐした話になりますから、やはり一花が「写真の子」という可能性は低いのではないかというのが私の意見です。

一花のやろうとしていることは?

上の説明で大分言及したので簡潔に書くと、以下の2点になると思われます。

  1. 三玖が風太郎を好きだという四葉の言は間違っていると偽三玖の姿で伝える
  2. 一花が「写真の子」だと思うと偽三玖の姿で伝える

 

2については上で散々書いたので1について言及しますが、何故あの場から三玖が逃げたのかの説明が必要です。

この点は

四葉が変なことを言うから恥ずかしくなって逃げてしまったけど、私はフータローに恋愛感情は持っていない

というような事を伝えれば、この目的は達成できると一花は考えているはずです。

風太郎はどう考えるか?

一花の最大の誤算は、実は風太郎が偽三玖の存在に気付いている事を知らないという点です。上のような話を偽三玖が行なったとして、風太郎はどう考えるでしょうか?

まず、目の前の三玖が本人か偽者かの真贋を見極めようとするでしょう。四葉から本人はホテルにいると82話で聞いている事もあるので尚更です。

仮に偽者だとしたら、話の展開的に一花だということがほぼ決まります。

厳密には一花が偽三玖を演じている、とわざと思わせることで一花の信用を失墜させようとする企みだという可能性も無くは無いのですが……この場合、清水寺で四葉と五月には直前まで一緒に行動していたというアリバイがあると言ってよいので、偽者候補はもともと一花か二乃に絞られている訳です。

そして、一花ならそういう企みを遣りかねない、という訳ではありませんが……

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姉妹の絆を大事にしようとする二乃がそんな絆を壊すような真似をするだろうかと風太郎が考えたとすると、その点でも偽者候補は一花だけとなってしまいます。

そして、手段を問わなければ真贋鑑定は簡単です。電話を掛ければ良いんです。三玖にコールして反応が無ければ偽者確定です。そのため、風太郎は電話を掛けて、一花か三玖かを判断しようとするのではないかと思います。

なお、この電話がきっかけで三玖本人が風太郎に告白する、あるいは現場に現れる可能性もあります。ただ、後者の場合は風太郎らの現在位置を特定できるかどうかと、ホテルからの距離が離れていないかという問題があるため、あまり現実的ではなさそうです(画的には映えそうなのですが)。

しかし、話はここで終わりません。風太郎からすると、例の写真を持っている一花のことを零奈ではないかと疑う可能性があります。理由はもちろん、公園での別れの際に零奈が写真を持ち去ったことが記憶にあるためです。

ただ、ここでそのまま風太郎が一花を零奈と考えるか、それともそこについても疑いを持つかは微妙なところです。どちらもありそうな展開で、どうなるかは想像ができません。

ただ、風太郎が一花を零奈であると鵜呑みにしなかった場合は、二人だけが知っている事実をもって、零奈かどうかの見極めをする可能性があります。たとえば

お守りには何て書いてあったんだ?

などの質問を風太郎が繰り出し、それについての反応が芳しくなければその時点で零奈ではないと判断できます。82話における清水寺での風太郎の気付きが、ここで活かされるという展開はいかにもありそうな気がします。

「写真の子」の正体は?

今回の考察をまとめると、候補として一花と五月がほぼ消えるという結論に至りました。

残った候補は二乃・三玖・四葉です。

やっぱり内面の描写が少ない四葉が「写真の子」なのでしょうか……個人的には、もう一捻り欲しいところですが。

 

以上、推測に推測を重ねましたが、自分なりに今ある情報から一花の行動とその結果起こる化学反応について考察してみました。ご笑覧頂ければ幸いです。

まとめ

今話の見所はやはり、二乃が三玖を勇気付けるところでしょうか。励まされた三玖が、果たしてどのように行動するのかは今後の注目ポイントです。

そして、次回一花がどういった行動に出るのか。上の追記にて色々書き連ねましたが、多少なりとも当たるのか、全くの空振りに終わるのか、大変楽しみです。

以上、『五等分の花嫁』82話「シスターズ・ウォー五回戦」の感想・考察でした。


§ 本記事で掲載している画像は(C)春場ねぎ・講談社/『五等分の花嫁』より引用しています。


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