あるこじのよしなしごと

妻・息子2人(2014生:小麦アレ持ち/2019生)と四人で暮らしています。ボードゲーム、読んだ漫画・本、観た映画・テレビ、育児、その他日常等について綴っています。

『アグリコラ:リバイズドエディション』ゲーム・ルール概要とソリティア(一人用ゲーム)プレイ記

ざっくり言うと

全世界的に人気の農業ボードゲーム、アグリコラの紹介。日本では2016年に改訂新版となるリバイズドエディションが発売された。ゲーム概要を説明した上で、ソリティア(一人用ゲーム)での遊び方や、そのプレイ記を通じてゲームの具体的な進め方についても言及する。

こんにちは、あるこじ(@arukoji_tb)です。

人気ボードゲーム『アグリコラ:リバイズドエディション』のゲーム概要の紹介、また一人で遊べるソロルールに関する説明、そしてそのプレイ記に関する記事となります。

アグリコラとは?

2007年にドイツのボードゲームデザイナー、ウヴェ・ローゼンベルクによってデザインされたボードゲームです。未開拓の農場を開拓し、豊かにすることがゲームのテーマです。

各プレイヤーはワーカー(プレイヤーが操作する家族コマ)への食糧供給をこなしつつ、資材を集め、自宅や農場を拡張し、家畜を飼い、また麦や野菜を育てます。そうして最終的に、一番豊かな(=点数が高い)農場を作り上げる事ができたプレイヤーが勝利となります。

アグリコラは世界的に人気のボードゲームです。どれほど人気があるかというと、このゲームが発表されるまでの間、世界のボードゲームマニアが集まるサイト"BoardGameGeek"におけるゲームランキングでは「プエルトリコ」というゲームがトップだったのですが、アグリコラはそのプエルトリコをトップから引きずり下ろして1位になったという逸話があります。

リバイズドエディションについて

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2016年に発売されたアグリコラの新版、それが「リバイズドエディション」です。

リバイズドエディション以前の版(旧版)に対して、ゲームのルールやカード内容・効果の調整が行われたものが、この新版となります。

現状、アグリコラを通常の流通で購入する場合は、原則このリバイズドエディションのみが購入可能です。

旧版もヤフオク等で探せば購入はできますが、上記の通り新版は旧版での改善点と考えられた点について調整が入った内容です。

そのため、元々旧版で遊んでいてそちらの方が馴染み深いなどの理由でもない限りは、素直に新版であるリバイズドエディションを購入するのが望ましいと考えられます。

アグリコラ リバイズドエディション (Agricola) 日本語版 ボードゲーム

アグリコラ リバイズドエディション (Agricola) 日本語版 ボードゲーム

 

 

なお、アグリコラ:リバイズドエディションは最大4人までプレイする事ができますが、その一方で1人で遊ぶ事も可能です。それがソリティアルールです。多人数で遊ぶ時とはプレイ感は異なるものの、やってみるとなかなか面白いです。

本記事の後半では、このソリティアルールで遊んだ際の記録を書いています。

ゲーム概要

ゲームの目的

このゲームは「農場を豊かにする」ことが最終目標となります。この「豊かにする」とは具体的にどういう事かというと、以下になります。

  • 家族を多くする(最初は2人からスタート、最大5人まで増やせる)
  • 家を広くする
  • 家をより良い材質にする(最初は木→レンガ→石)
  • 牧場(柵で囲われたスペース)をより多く作る
  • 家畜(羊・猪・牛)をより多くの数・種類、飼育する
  • 畑を多く開墾する
  • 小麦・野菜を多く保有する
  • 生活をより充実(進歩)させる

 

これら数々の条件を全て充実させることが、このゲームでは求められます。

いずれかの要素を突出させるのではなく、全てを満遍無く揃えることが求められるのです。

ゲームの進め方

細かくは後ほどのプレイ記の中で出てくるので、ここではざっくりと書きます。

  • ゲームは全14ラウンド
  • 各ラウンドではワーカー(家族コマ)を存在するだけアクションスペースに置ける
  • アクションスペースにワーカーを置くと、そこに書かれたアクションを実行できる
  • 誰かがワーカーを配置したアクションに対し、他のワーカーを配置することは原則できない
  • 各ラウンドでワーカーを置き切ったら回収し、次のラウンドに移る
  • 規定のラウンド終了時にはワーカーに食料を供給する必要があり、その際に十分な食料が用意できないと大きなマイナス点となる

 

アグリコラは実のところ、基本的な構造はとてもシンプルなゲームと言えます。しかし、そのアクションやそれに伴い利用するカードの効果、また農場発展におけるルール・制約が多岐に渡るため、最初は取っつきにくいかもしれません。

アクションは基本早い者勝ちという点がアグリコラの大きな特徴の一つです。何かのアクションをしたいと考えても、他プレイヤーのターンで先にワーカーを置かれてしまうと、そのラウンドで同じアクションを選ぶ事はできません。そのため、相手が何をしようとしているのかを考えつつ、互いのアクション選択をかいくぐりながら、農場発展という同じ最終形を目指していくという点がこのゲームの醍醐味です。

また、ゲーム中に度々発生する、ワーカーへの食料供給も、アグリコラというゲームの精神を体現するルールの一つといえます。プレイヤーは農場を発展させつつ、同時に家族の食い扶持を稼がなければなりません。この点はれない内は多少ストレスですが、慣れてくるとそこをどう乗り切りながら如何に効率よく動くか? を考えるのが楽しくなってくることと思います。

 

それでは以下、ソリティアのプレイ記を記載します。本プレイ記の中で、より具体的なアグリコラを遊び方についても言及します。

ソリティア(一人用ゲーム) プレイ記

ゲーム準備

ホームボード/家族コマを配置する

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まず、ホームボードと家族コマ2個を置きます。

木のお家、農地は空、家族は二人だけというのが開始時の状態です。

この状態から果たしてどのくらい農場を充実させられるでしょうか?

職業カードを7枚手札にする

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アグリコラで用いるカードの一つが「職業カード」。これらのカードを場に出す事で、自身の行動を強化させることができます。なお、ゲームの開始時に7枚配られたら、その後は原則増えません。

今回は7枚配り切りだと運任せになり過ぎるので、まず10枚を手札にし、そこから要らないカードを3枚捨てるという方式(10-3方式)にて7枚を選択しました。
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結果、この7枚を選択しました。どんな効果があるのかは、実際に使用した際にまた説明します。

小進歩カードを7枚手札にする

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職業カードに続いて「小進歩カード」も7枚手札にします。

"進歩"という言葉がアグリコラでは出てくるのですが、これは「施設」や「技術発展」、また場合によっては「イベント」などと言い換えるとイメージが湧きやすいかもしれません。これらを利用することで、職業カード同様、自分の行動が強化されます。

こちらも職業カード同様、ゲーム開始時に7枚手札に入れた後は原則増えません。
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職業カード同様、10-3で上記の7枚を選択しました。

アクションボードの準備

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最後にアクションボードを準備します。ソリティアルールでは、2人プレイ用のボードを利用します。

ゲーム中はこのアクションボードにワーカーを置くことで各種の効果を発生させ、自身の農場を発展させていきます。

なお、最初から公開されているアクションを整理すると、以下になります。

  • 木(毎ラウンド、木が2ずつ累積)※通常ルール(3ずつ累積)と異なるので注意!
  • レンガ(毎ラウンド、レンガが1ずつ累積)
  • 葦(毎ラウンド、葦が1ずつ累積)
  • 漁(毎ラウンド、食料が1ずつ累積)
  • 小麦(実施すると小麦を1取得、ラウンドでの累積はしない
  • 日雇い労働(実施すると食料を2取得、ラウンドでの累積はしない
  • 開墾(畑を1つ作る)
  • 増築(必要な資材を支払い、家の部屋数を増やす)
  • 授業(食料1を支払って職業カードを場に出す、最初の一人のみ無料)
  • 小進歩(必要なコストを支払って小進歩カードを場に出す)
初期食料

通常のルールではゲーム開始時に食料が2~3配布されます。しかし、ソリティアのルールでは初期食料は0です。通常ルールを知っている場合、間違えやすいポイントなのでご注意下さい。

 

それでは、ソリティアの開始です!

ラウンド開始時の処理

ラウンド開始時には、大きく下記2つの処理を行います。

新アクションのオープン

アクションボードには大きく分けて前述した「最初から公開されているアクション」「途中から公開されるアクション」の2種類があります。

途中から公開されるアクションは、ステージ毎に分類が決まっています。

たとえば、ステージ1では「柵」「羊」「大進歩・小進歩」「種をまく・パンを焼く」の4アクションがステージ内のいずれかのラウンドで解禁される事までは決まっています。

しかし、各ステージ内の内訳までは分かるものの、それぞれのアクションが最終的にどのラウンドで公開されるかは決まっておらず、プレイヤーには分かりません。各ラウンドの冒頭で1つずつ、アクションは公開されていきます。

資材の補充

アクションの中には、実施する事で何らかの資材を得られる物があります。その中には資材が累積されていく性質のアクションスペースがあります。ラウンド開始時、この資材の補充を行います。

なお、この資材の補充処理はうっかり忘れやすいので、注意が必要です。補充すること自体を忘れる事はあまり無いのですが、多くのアクションスペースに補充する作業が必要なので、「今、どこまで補充したっけ……?」となるケースが往々にして起きます。

ステージ1(ラウンド1〜4)

ラウンド1

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羊:毎ラウンド、羊が1ずつ累積。

今回のゲームで最初にオープンしたアクションは羊でした。ステージ1で解禁されるアクションの中で唯一の資材累積系なので、早めにオープンしてくれるのは良い展開といえます(オープンが遅くなるほど、取得できる資材の総量が減るため)。

■アクション

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Worker1→授業(職業1人目は無料):鋤手助手をプレイ

Worker2→日雇い労働:食料0→2、畑+1

まず最初に授業のアクションを実施し、手札より「鋤手助手」を出しました。

この職業が場に出ている場合、日雇い労働のアクション実施時、農地に畑を開墾する効果を得られます。

その上で、日雇い労働のアクションを選択する事で、食料を稼ぎつつ、早速その効果で畑を増やします。

■ラウンド終了時

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畑が1つ増えたり、食料が2個あったりと、わずかながら初期状態から動きました。

ラウンド2

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柵:木を消費して、自身の未使用スペースを柵で囲う(木1で柵1本を引ける)。囲った柵の中では家畜を飼うことができる(1スペースに対して同種の家畜を2匹まで)。なお、一度引いた柵を移動させる(再構築する)ことはできない。

2ラウンド目は柵でした。しばらくは柵を作るまでの余力が無いので、実施する事はなさそうかな。

■アクション
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Worker1→授業(食料2→1):家庭教師をプレイ

Worker2→日雇い労働:食料1→3、畑+1[鋤手助手の効果]

またも職業を出すアクションを実施し、手札より「家庭教師」を出しました。なお、2人目以降の職業は場に出すために食料1を支払う必要があります。

この職業はそれ自体で何かできる訳ではありませんが、この後に職業を1つ出す度にボーナス1点を得る事ができます。

そして、またも日雇い。これで食料を増やしつつ、更に畑を広げます。

■ラウンド終了時
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畑が2つに、食料が3つになっているのが分かりますね。

なお、畑について、最初は農場の何処に配置しても構わないが、2枚目以降の畑は必ず他の畑に隣接して配置するというルールがあります。つまり、飛び地のように畑を配置してはいけないという事ですね。

ラウンド3

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種をまく そして/または パンを焼く:小麦または野菜を持っている場合、それを種として畑に植えることができる。また、パンを焼く大進歩(石窯など)がある場合、所持している麦を食料に変換することができる。

俗に「種パン」などとも呼ばれるアクションです。小麦を使って食料基盤を築く場合には重要なアクションです。

■アクション

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Worker1→授業(食料3→2):小売人をプレイ

Worker2→日雇い労働:食料2→4、畑+1[鋤手助手の効果]

三たび職業アクションを実施し、手札より「小売人」を出しました。

この職業からは資材を購入する事ができるのです。詳細は後述。

そして、更に同じく日雇い労働を行い、食料と畑を増やします。

なお、ここまで資材取得系に一切走っていないのは、できる限りアクションスペースに資源が溜まってからアクションを実施したいためです。

多人数プレイだと、溜め過ぎても他プレイヤーにかっさらわれる危険性がありますが、ソリティアではその心配はありません。

ただ、ソリティアだとしても、溜め過ぎて取るのが遅くなると、それだけ立ち上がるのが遅くなるので、一概に幾らでも待てば良いというわけではないですが……この辺はバランスですね。

■ラウンド終了時
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何も植わっていない畑が3つになりました。

職業「小売人」のカードの上に幾つか資材が載っているのが見えるでしょうか? 上から順番に木・麦・葦・石・野菜・レンガ・葦・野菜の順に積まれています。プレイヤーは食料1をコストとして支払うことで、いつでも上の資材から順に買い取ることができます。

この資材の購入はアクションとはみなされません。食料を支払う必要こそあるものの、手番を消費せずに資材を得られる効果は強力です。

ラウンド4

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大きい進歩 または 小さい進歩:コストを支払うことで、共通のストックにある「大きい進歩」カードを取得して自身の場に出すことができる。また、手札から「小さい進歩」カードを場に出すことも可能。なお、大きい進歩・小さい進歩を1枚ずつ出せる訳ではない。アクション実行時は、何らか1枚のみがプレイできる。

大進歩のカードを場に出せるようになりました。これで、コストとなる資材を揃えれば、羊や猪などの家畜を食料(肉料理)に変換する「かまど」「調理場」や、小麦を食料(パン)に変換する「レンガ窯」「石窯」などを手に入れる事ができます。

 

まず、通常のアクションに入る前に、小売人から資材を購入する事にしました。食料2を支払い(食料4→2)木と麦を小売人から購入します。
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食料を規定数減らし、木・麦を自身のストックに増やします。そして、小売人のカードに積まれた最上段の資材は葦となりました。

■アクション
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 Worker1→種をまく(麦1→0):小麦畑+1

 Worker2→漁(食2→6)

まず、「小売人」から購入した麦を畑に植えます。これで小麦畑ができました。

麦を畑に植えた際は、種にした麦に場のストックより麦を2つ追加して、計3つの麦を畑に置きます。こうして植えた麦は、各ステージ終了時の「収穫」処理内で得る事ができます。

最後の一人は漁に行き、食料を確保します。ここで食料を確保しておかないと食料供給の際に必要な数に足りなくなるためです。詳細は後述。

ステージ1:収穫(畑からの収穫/食料供給/家畜の繁殖)

ステージの最終ラウンドでは「収穫」の処理を行います。収穫という名の通り、資材(麦・野菜や家畜類)が増える要素もありますが、同時にワーカーへの食料供給もここで行うため、食料は通常減る点に注意が必要です。

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畑からの収穫

ラウンド4で作った小麦畑から小麦を収穫します(小麦0→1)。

収穫する際は、畑の小麦を全て収穫するのではなく、1つだけが収穫できるという点に注意が必要です。

食料供給

家族に食料を供給します。

ソリティアでは、ワーカー1人につき支払う食料は3です(重要)

通常のルール(多人数プレイ)では、ワーカー1人につき支払う食料は2であるため、間違えやすいポイントです。

現在は二人家族なので、3×2=6食料をここで支払いました(食料6→0)。

なお、ラウンド4の開始時に4食料ありましたが、小売人から資材を2つ購入した事で食料は2になりました。そのまま、この「収穫」フェイズを迎えると6食料に足りなくなってしまいます。そのため、ラウンド4の最後のワーカーで漁のアクションを行うことでぎりぎり食料6のラインまで持っていったという訳です。

ちなみに食料供給時に食料が足りなかった場合は、1不足する毎に物乞いカード(ゲーム終了時にマイナス3点)を1枚取得します。このゲームでマイナス3点のインパクトはかなり大きいので、食料不足は原則タブーと考えてよいです。

家畜の繁殖

自身の農場に同種の家畜が2匹以上いる場合、このタイミングで繁殖し、1匹増えます。

今は何も飼っていないので、効果は発生しません。

 

以上で、ステージ1は全て終了となります。

ステージ2(ラウンド5~7)

ラウンド5

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石:毎ラウンド、石が1ずつ累積。

石を取得するアクションがここでオープンになりました。石は家の改築や「大きい進歩」を作る際のコストとなるため、最終得点を伸ばす上で重要な資材となります。

■アクション

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Worker1→授業(麦1→0):キノコ探しをプレイ

Worker2→葦:葦0→5

まず、職業のキノコ探しを場に出します。この職業がある場合、木を取得するアクションの際、場に1つだけ木を残すことで食料2を得ることができます。

ちなみに、職業を出す際のコストとして、食料が無かったため、麦1を支払いました。麦はそのままで食料1として扱う事ができるためです。

次に資材:葦を取得しました。食料以外の資源取得はこれが初ですね。ちょっと遅すぎかなという気もしましたが、遅くにアクションを行った分、葦は沢山累積しており、一気に5個の葦を手に入れられました。

■ラウンド終了時
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資材として、葦が大量に増えました。一方で、ラウンド開始時に持っていた麦は「授業」で支払ったために無くなっていますね。

ラウンド6

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改築 その後に大きい進歩または小さい進歩:必要なコストを支払う事で、部屋数はそのままに、木の家からレンガの家、またはレンガの家から石の家に改築する。木の家から石の家へと一気に改築することはできない。また、改築は全部屋分まとめて行う必要があるため、全部屋を改築する上で資材が不足する場合はこのアクションは実行できない。改築のアクション後、大進歩または小進歩をプレイしてよい。

改築アクションです。木の家のままだと最終的な点数が低くなる(木の家はいくつ部屋があっても0点。レンガなら一部屋で1点、石なら2点)ため、いずれかの局面で改築を行う事を見越す必要があります。その際、改築するだけでなく同時に大進歩をプレイする事で、このアクションはより効率が向上します。

■アクション
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Worker1→木(木1→12、食料0→2[キノコ探しの効果])

Worker2→増築:部屋2つ分の増築(葦5→1、木12→2)

6ラウンドでは、まず木を取得しました。アクションスペースには木が12本ありましたが、1本場に残して11本を取得することで職業:キノコ探しの効果が発動し、食料2を得る事ができました。

木と葦の資材が十分になったところで、増築のアクションを行いました。一部屋増築するには葦が2つ、増築する部屋の素材5つが必要になるため、葦4と木10を消費します。

これによって、2部屋だけだった家が一挙に4部屋になりました!

ちなみに増築のアクション時、木材を2追加で消費することで、農地に厩を一つ建てることができます。厩が農地にあると家畜の収容能力が増す効果があります。

手持ちの木材は残り2だったので、厩を一つ作ろうと思えば作れるのですが、ここでは作りませんでした。その理由は、ラウンド7で説明します。

■ラウンド終了時 

部屋が4つになったこのラウンドの終了時こそ、画があると分かりやすかったのですが、ここは写真を取り忘れました……。

ラウンド7

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子供がほしい その後に小さい進歩:ワーカーを増やすことができる。この際、増やしたワーカー分の空き部屋がなくてはならない。増やしたワーカーは次のラウンドから働く事ができる。増員のアクション後、小さい進歩をプレイしてよい。

とうとう出ました、ワーカーを増やすアクションです。このアクションが早く使えれば使えるほど、手数が増えることに繋がるため、ステージ2の中では一刻も早くオープンしてほしいアクションです。

もっとも、今回のゲームでは私の資源の確保が大分遅れており、何とかラウンド6で部屋を増築できた(家族を増やす条件が整った)という体たらくだったので、早く解禁されていたところで実施無意味だったので、結果的に大きな損失にはなりませんでした。

■アクション

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Worker1→子供がほしい:家族+1、小進歩「パン焼き棒」(木2→1):食料2→3

Worker2→漁:食料3→6

まず、真っ先に増員アクションに入ります。これで家族を増やしつつ、小進歩「パン焼き棒」を場に出しました。「パン焼き棒」を出すにはコストとして木が1つ必要なので、木を1つ支払います。

パン焼き棒を出すと、まず食料1が貰える効果と、その後「授業」のアクションを行う際に「パンを焼く」アクションが実行できる効果があります。これにより、食料を1得ます。

ラウンド6で増築する際に厩を作らなかったのは、この「パン焼き棒」を出すためのコストである木材が足りなくなってしまうためでした。

その上で、ステージ2の食料供給に備えて、漁のアクションに入り、食料を6まで増やしました。

ステージ2:収穫(畑からの収穫/食料供給/家畜の繁殖)

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畑からの収穫

小麦畑から、小麦を1つ自身のストックに移動します(小麦0→1)。

食料供給

現在の家族は3人ですので、通常なら食料は3×3で9必要……なのですが、収穫直前のラウンドで増員したワーカーは「新生児」扱いで、支払う食料は1で良いというルールがあります。そのため、今回は3×2+1=7の食料が必要ということになります。

それでも、手持ちの食料は6しかありません。このままでは1足りないため、先程収穫したばかりの小麦1を食料供給の支払いに充てることで乗り切ります(食料6→0、小麦1→0)。

家畜の繁殖

現在も家畜はいないので、効果は発生しません。

 

以上で、ステージ2は全て終了となります。

ステージ3(ラウンド8~9)

ラウンド8

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猪:毎ラウンド、1ずつ猪が累積。

羊に続いて、猪が取れるようになりました。羊より後に取得が解禁となる猪は、羊よりも食料にした際の変換効率がよく、またゲーム終了時の得点価値も高いです。

■アクション

画像を取り忘れたので、文字だけで記述します。

Worker1→子供がほしい:家族+1、小進歩「石ばさみ」(木1→0)

Worker2→レンガ:レンガ0→8

Worker3→改築:木の家→レンガの家(葦1→0、レンガ8→4)、大進歩「かまど」(レンガ4→2)

いよいよこのラウンドから三人家族として、アクションを3つ行えるようになります!

まず、早速行ったのは更なる家族の増員です。これで9ラウンドから4人で働く事ができます!

なお、現状の家の部屋数は4のため、これ以上の増員は現時点ではできません。増員したい場合は、更に部屋を増築することが必要になります。

家族を増やすのと同時に、コストである木1を支払って小進歩「石ばさみ」を手札から出します。この小進歩は、石のアクションを実行した際、石を追加で1つ貰える効果があります。

続いてレンガを取得します。たっぷり累積しており、資材数は一挙に8まで増えます。

そして、そのまま改築アクションを行います。葦を1つと部屋数分の資材(4部屋なのでレンガ4つ)を支払い、木の家からレンガの家にグレードアップします。

そして、改築後に実行できる大進歩のアクションで、コストであるレンガ2を支払って「かまど」を手に入れます。

かまどがあると、各種の家畜を食料に変換することができるようになります。逆に言うと、かまどなどの大進歩が無い場合、羊や猪などを手に入れても食料にすることはできないという点に注意が必要です。

■ラウンド終了時

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家が木からレンガになり、家族も4人になりました。かまども手に入れましたし、最初の状態からすると、規模・質ともに充実してきましたね! でも、発展はまだまだこれからです。

ラウンド9

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野菜:実施すると野菜を1取得、ラウンドでの累積はしない。

野菜が取得できるようになりました。これも小麦同様、畑に植えることができる作物です。家畜同様に「かまど」などで食料に変換できます。また、ゲーム終了時の得点についても、小麦より価値が高いです。

■アクション

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Worker1→羊:羊0→9、かまど使用:羊9→1、食料0→16

Worker2→授業(食料16→15):レンガ大工をプレイ

小売人から資材を購入(食料15→10):葦0→1、石0→1、野菜0→1、レンガ2→3、小麦0→1

Worker3→種をまく(小麦1→0、野菜1→0):小麦畑+1、野菜畑+1

Worker4→日雇い職業:食料10→12、畑+1[鋤手助手の効果]

前ラウンドでいよいよワーカーが4人になりました。というわけで、4アクションまで実行できるようになります!

一方で、この9ラウンドが終わるともう収穫、つまり食料供給が必要になります。アグリコラはラウンドが進むたびに収穫の頻度が多くなっていく仕組みになっています。

現在の家族は4人。また今回は既に働いているワーカーのため、全員に食料が3必要ですので、全部で4×3=12の食料を用意しなくてはいけません。

というわけで、これまで一切手を付けていなかった羊を取得します。そして、取った羊を「かまど」を用いて早速食料にします。かまどでは、羊1匹を食料2にできるので、取得した9匹の内1匹だけ残して、8匹を食料16に変換しました。

なお、家畜を捕まえて農場に保持するには、あらかじめ柵か厩が必要というルールがあります。一方で、1匹だけなら家で飼えるというルールもあるため、上でやったように羊を1匹だけ残すことは可能です(ペット扱いなんでしょうか?)。

また、それなら食料にした羊8匹についてはどう処理したのかについて補足すると、取得してすぐに食料に変換する分については、農場の設備は不要というルールがあります。そのため、上の食料変換の手順は問題が無いことになります。

さて、食料を一気に確保したところで、食料を1支払って、新たな職業「レンガ大工」を場に出します。

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レンガ大工の効果は、場に出ている状態でかつレンガまたは石の家に住んでいる場合、条件を満たした時点以降の5ラウンドのカードの上にレンガ2ずつを置き、そのレンガをラウンド開始時に取得できるというものです。

つまり、分割ではありますが、レンガ10個分を取得できる効果ということです。しかも、ラウンド開始時に自動的に取得できるのです。効率はかなり良いですね。

さて、続いて考えたのは、畑での生産です。現状、空の畑が2つ存在しており、「遊んで」いる状態でした。なので、そこに種をまきたいのですが、あいにくと小麦も野菜も持っていません。

そこで、小売人から資材を買い付けます。小麦・野菜の両方を手に入れるには、現時点でその上に載っている葦・石・レンガも買わなくてはなりませんでしたが、どうせいつかは使うので気にせずに購入します。この支払いで食料は15から10に減りました。

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取得した小麦と野菜を、早速それぞれ畑に植えます。野菜は小麦と異なり、場のストックから追加するのは1つ(つまり畑に植わるのは計2個)となります。これで農地には小麦畑が2つ、野菜畑が1つとなりました。

ちなみに、種をまく際のルールですが、既に何らかの作物が植わっている畑に追加で何かを植えることはできない点を補足しておきます。

上の画だと、左下の畑はまだ収穫しきれていない小麦があるため、この畑には種をまくことはできないという事になります。全ての作物を収穫しきって、畑が空になったら再度、種まきが可能となります。

 

さて、最後のワーカーは、現在の食料10から食料供給で必要な食料12まで持っていくためにアクションを行います。食料2を得る手段は色々ありましたが、ここは序盤でやっていた日雇い労働+鋤手助手のコンボで、食料を得つつ畑を更に1増やしておきました。

ステージ3:収穫(畑からの収穫/食料供給/家畜の繁殖)

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畑からの収穫

2つの小麦畑から小麦を1つずつ計2つ、野菜畑から野菜を1つ、自身のストックに移動します(小麦0→2、野菜0→1)。

食料供給

必要な食料は12。既に足りているので、そのまま支払います(食料12→0)。

家畜の繁殖

羊は1匹いますが、2匹以上いなければ繁殖はしません。よって、この収穫でも効果は発生しません。

ステージ4(ラウンド10~11)

ラウンド10

ラウンド開始時:レンガ3→5[レンガ大工の効果]

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牛:毎ラウンド、1ずつ牛が累積。

牛が取得できるようになりました。これで家畜が全て出揃いました。牛は、猪よりも更に食料変換の効率、および、ゲーム終了時の価値が高いです。

■アクション
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Worker1→石:石1→8[石ばさみの効果により1個増]

Worker2→木:木0→8、食料0→2[キノコ探しの効果]

Worker3→大きい進歩:「井戸」(木8→7、石8→5

Worker4→葦:葦1→7

10ラウンドに入りました。点数を伸ばすことと食料を得ることの両面を狙って、大進歩の「井戸」を取る事を考えます。

コストとして必要な木と石をそれぞれ取得して、大きい進歩のアクションに入って「井戸」を作ります。 

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井戸はそれ自体が4点という高価値であるのと、取得した以降のラウンド5つに食料1ずつ配置し、それをラウンド開始時に得られる効果があります。

但し、今回井戸を作ったのはラウンド10だったため、食料は11~14ラウンドと計4つまでしか配置できません。ラウンドが足りない場合、その分は切り捨てとなる訳です。

もう1ラウンド早く作れていたら最大限の効果を得られた訳ですが、他の都合もあるので、必ずしも常に最大の効果を得られる訳ではありません。ここは食料4つでも御の字と考えました。

残りのワーカーは葦を取りに行きました。今後の増改築をにらんでのアクションです。

■ラウンド終了時
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大進歩がかまどと井戸の2つになりました。資源もかなり豊富になりましたので、ようやく農場の発展に注力できそうです。

ラウンド11

ラウンド開始時:レンガ5→7[レンガ大工の効果]、食料2→3[井戸の効果]

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ラウンド11では「石」のアクションスペースがもう一つオープンになりました。これはステージ2で公開になる「石」と同じ効果です。石が得られるスペースが二つになったという事ですね。

■アクション 

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Worker1→増築:部屋1つ分の増築(葦7→5、レンガ7→2)

Worker2→大きい進歩:「石窯」(石5→2、レンガ2→1)/石窯でパンを焼く(麦2→0):食料3→11

Worker3→子供がほしい:家族+1、小進歩「牧人の杖」(木7→6)

Worker4→日雇い労働:食料11→13、畑+1[鋤手助手の効果]

11ラウンドです。ラウンド終わりには「収穫」があるため、食料供給の道筋を立てつつ、農場を発展させていきます。

レンガ大工の効果で大分増えたレンガを用いて、家の増築を行います。これで家族が増える下地はできました。

続いて、食料基盤の強化のため、大進歩「石窯」を作ります。小麦からパンを焼き、食料に変換する設備です。

「かまど」「調理場」などの大進歩は家畜があればいつでも(アクション無しで)食料に変換できますが、「石窯」「レンガ窯」などの小麦を食料に変換する大進歩は、「パンを焼く」アクションを行わないと食料に変換できない欠点があります。ただし、その分、食料変換の効率は良いのと、施設そのものの価値が高い点がポイントです。

また、「窯」系は大進歩を手に入れたそのタイミングで「パンを焼く」アクションを行ってよいというルールがあるため、このタイミングで早速パンを焼いて食料を増やします。「石釜」は小麦1つを食料4(MAX小麦2つまで調理可)に変換できます。

※ちなみに「レンガ窯」の場合は、小麦1つを食料5(MAX小麦1つまで調理可)に変換できます。

その後、部屋を増築したことに基づき、家族を増やすアクションを行います。併せて、小進歩「牧人の杖」を場に出しました。牧場を作るときに、農場の4スペース以上を柵で囲んだ場合に羊2頭を得るという効果があります。

最後の一人は足りない食料を稼ぎます。現在の所持食料が11、必要な食料は13(ワーカー4人、新生児1人)です。不足分は2なので、日雇い労働で稼ぎ、おなじみの鋤手助手で畑を増やします。

ステージ4:収穫(畑からの収穫/食料供給/家畜の繁殖)

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畑からの収穫

小麦畑から小麦を1つ、野菜畑から野菜を1つ、自身のストックに移動します(小麦0→1、野菜1→2)。

食料供給

必要な食料は13。既に足りているので、そのまま支払います(食料13→0)。

家畜の繁殖

現在も繁殖の条件を満たす家畜はいないので、効果は発生しません。

ステージ5(ラウンド12~13)

ラウンド12

ラウンド開始時:レンガ1→3[レンガ大工の効果]、食料0→1[井戸の効果]

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急いで子供がほしい:ワーカーを増やす事ができる。この際、家の部屋数を考慮しない。

12ラウンドではワーカーを増やすアクションが公開されました。既に11ラウンドでMAXの5名になっているため、今回のゲームではもう利用することはありません。

ワーカーを増やす際に部屋数に関わらず実行できるのが強いアクションです。たとえば部屋数が4だった場合、ステージ2で解禁されるアクションでは4人までしか増やせませんが、その状態でこのアクションを実行すると、部屋数は4ですがワーカーを5人にする事ができます。

アグリコラのゲーム終了時、部屋数は4~5で終わるケースが多いです。部屋数4でゲーム終わりまで行く場合、このアクションは何としても実行したいアクションとなりますね。

■アクション

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Worker1→小さい進歩:「踏み粘土」(レンガ3→4)

Worker2→柵(木6→2、レンガ4→0[踏み粘土の効果]):8本柵を引く、羊1→3[牧人の杖の効果]

Worker3→小麦:小麦1→2

Worker4→種をまく(小麦2→0、野菜2→0):小麦畑+2、野菜畑+2

Worker5→大きい進歩:「調理場」(「かまど」を返却)

ここまで小麦・野菜系はある程度発展していますが、家畜系はほとんど手が付いていません。ゲームも終盤のため、そろそろ柵を引くなどして牧場を作っていく必要があります。

そこで、まず小進歩「踏み粘土」を出します。この小進歩は出した時点でレンガを1得る効果と、通常は木しか柵を引くのに使えないところ、レンガも利用できるようになる効果の二つがあります。レンガ大工の効果でレンガが豊富に手に入るので、それを最大限まで活かすためにプレイしました。

その上で、アクション「柵」に入り、牧場を作ります。木とレンガを消費して8本で、農場の4スペースを囲うように柵を引きました。これによって「牧人の杖」の効果が発動する条件を満たしたので、羊2匹をストックから得て牧場に配置します。

次に小麦を1つ得た上で種をまくアクションを行い、畑を一気に広げます。

最後は大進歩「調理場」を手に入れ、食料基盤を更に強化します。

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「調理場」は既に「かまど」を持っている場合、それを場に返すことで取得できます。施設そのものの価値は1点で変わりませんが、上の画を見ればわかるように、各種の家畜の食料変化効率が向上します(例えば猪は「かまど」を使うと食料2ですが、「調理場」を使うと食料3になります)。

■ラウンド終了時

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柵を引いて牧場ができると、一気に発展した感じがしますね。小麦・野菜は十分なので、あとの課題は家畜の確保と家の改築(石素材にする)、そして更に進歩を揃えるのが目標になります。

ラウンド13

ラウンド開始時:レンガ0→2[レンガ大工の効果]、食料1→2[井戸の効果]

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畑を耕す そして/または 種をまく:畑を一つ増やし、更に種をまくことができる。なお、言及されていない通り、パンを焼くアクションはできない。

13ラウンドでは畑・作物系の強力なアクションがオープンになりました。しかし、先程の12ラウンド終了時点で畑・種をまく系は十分行ったので、実施する必要はなさそうです。

■アクション

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Worker1→石:石2→6[石ばさみの効果により1個増]

Worker2→小さい進歩:「水飲み桶」(レンガ2→1)

Worker3→小さい進歩:「オランダ式風車」(木2→0、石6→4)

Worker4→木:木0→6、食料2→4[キノコ探しの効果]

Worker5→猪:猪0→6、羊3→羊1、食料4→8

13ラウンドは最終ラウンド一つ前です。ラウンド終了時には「収穫」があります。

ここまでくると、もう最終ラウンドの行動まで実は見えている状態で、そこからの逆算で行動は決まってきます。

この時点で、牧場を満遍無く発展させる上で現時点で行えていないこと(最低限やらなければならないこと)を整理してみると

  1. 猪を取る
  2. 牛を取る
  3. 柵を追加で引く
  4. 家を石に改築する

この4点に集約されます。言い換えると、他の要素(家族の数・家の部屋数・畑の数・羊の所持・小麦の所持・野菜の所持)は一応満たされているという事です。

1、2はそのままアクションに向かえばいいだけなのですが、3をやる上では木が足りないのでそれを取得してからでなければできませんし、4をやる上では石が足りないのでそちらも取得しなければなりません。

つまり、必要なアクション数は、「猪」「牛」「木」「柵」「石」「改築」で最低6手になります。一方、13~14ラウンドで掛けられるアクション数は家族5人×2ラウンドで10手です。なので、その残りの手数によって、更に点数を伸ばすためにできる行動を考えるのですね。

 

考えをまとめたところで、各種の行動に移していきます。

まず、石を取得した上で、小進歩「水飲み桶」「オランダ式風車」の2つを作成します。

小進歩「水飲み桶」は通常牧場で飼える頭数の上限が2頭追加される効果、「オランダ式風車」は収穫が行われた次のラウンドで「パンを焼く」を行った場合に食料3を追加で得る効果がそれぞれあります。

更に柵を引くための木、そして、猪を取得します。

猪を取得する際には、牧場に羊がいるため、別種の猪をいれるスペースがなく、本来なら取ってすぐに食料にしなければなりません。

しかし、猪の方が1匹あたりの価値が高いため、羊よりも手元に取っておきたい。

そこで、牧場に3匹いる羊の内、2匹までを食料に変換し、1匹だけにしてから、以前までそうしていたように自宅で飼うようにします。その上で、猪を取得することで配置スペースを確保し、牧場に無事囲い込みました。

ステージ5:収穫(畑からの収穫/食料供給/家畜の繁殖)

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畑からの収穫

小麦畑から小麦を3つ、野菜畑から野菜を2つ、自身のストックに移動します(小麦0→3、野菜0→2)。

食料供給

必要な食料は15。現在の食料は8なので、食料を7稼ぐ必要があります。

そこでまず、小売人が持っている最後の商品である野菜を買います(食料8→7、野菜2→3)。そして、買った野菜をすぐ調理場で食料に変えます(野菜3→2、食料7→10)。更に、猪2匹を調理場で食料に変えます(猪6→4、食料10→16)。

これで無事足りるようになったので、食料を供給します(食料16→1)。

家畜の繁殖

はじめて繁殖の条件を満たす家畜がいる状態になりました。猪が4匹いるので、繁殖によって1匹増えます(猪4→5)。

なお、繁殖フェーズで家畜が増えたタイミングでは、家畜を食料に変換することはできない点を補足しておきます。たとえば、家畜を飼える数が2頭だけの状況(例:自宅+厩1軒などの状況)で、既に同種の家畜が2頭いる場合、繁殖の条件は満たしますが、増えた家畜の行き場所が無いため、牧場には増えないという処理になります

現実的に考えれば、生まれたばかりの家畜は食べる事ができなくても、元から存在した青年期の家畜は食べる事ができるはずなので、そちらを食べれば牧場のキャパとしては問題ないような気がします(笑) が、ゲーム的な処理としてはそうした行為は認められないようです。

ステージ6(ラウンド14)

ラウンド14

ラウンド開始時:レンガ1→3[レンガ大工の効果]、食料1→2[井戸の効果]

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農場の再開発:改築を行い、その後に柵を引く事ができる。なお、柵を引くのは必ず改築を実行した後でなければならない。つまり、改築がそもそもできない場合、柵を引くアクションだけを行うのは認められない。

これまでのラウンドでは、どのアクションスペースが開くかはランダムで決まるのですが、このラウンドでは「改築そして柵」のアクションが解禁されると決まっています。最後の点数を伸ばす(失点を減らす)上で重要な「改築」と「柵」が同時に行えるとあって、多人数プレイでは奪い合いになる(より厳密に言うと、14ラウンドでこのアクションを確実に取るために、13ラウンドまでの間にスタートプレイヤーの奪い合いが起きる)アクションですね。

最終ラウンドでは、わずか1ラウンドで収穫を行うことになります。しかし、これまでに食料基盤をしっかり強化できていれば、恐れることはありません。

■アクション
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Worker1→石:石4→9[石ばさみの効果により1個増]

Worker2→種をまく(小麦3→2):小麦畑+1/そして パンを焼く(小麦2→1):食料2→9(石窯でパン焼き4+3[オランダ式風車の効果])

Worker3→柵(木6→2、レンガ3→0[踏み粘土の効果]):残7本の柵を追加で引き、5区画1スペースを囲う牧場を形成

Worker4→牛:牛0→5

Worker5→改築:レンガの家→石の家(葦5→4、石9→4)、大進歩「カゴ製作所」(石4→2、葦4→2)

やる事は前ラウンド時点で既に計画が立っているので、淡々とこなしていきます。

まず、改築および大進歩の取得で必要になる石を取得します。その後、食料確保と空の畑に小麦を植えるために種まき/パン焼きのアクションにを実行します。

続いて、残っていた柵を引いて牧場を細かく分けます。牧場は最後の得点計算の際に広さではなく数(どれだけ区画があるか)が重要になります。そのため、最初は「牧人の杖」を発動させるために広い牧場(4スペース)を1つ作りましたが、今回の柵引きによって狭い牧場(1スペース)を5つにしました。

牧場を整備したところで牛を取得します。13ラウンドでは牧場が1区画しかなかったため、羊と猪でスペースの奪い合いが起きましたが、先程のアクションで牧場の区画を分けたので、今度は猪と牛の双方を問題なく牧場に入れることができました。

最後は改築です。レンガの家を石の家にしつつ、更に石と葦で作れる大進歩「カゴ製作所」を作り、全てのアクションを終了しました。

ステージ6:収穫(畑からの収穫/食料供給/家畜の繁殖)

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【注】上の画では本来、1スペース内に2匹までしか家畜を入れられない所、牛が1区画内に3匹いるように見えるのですが、これは進歩「水飲み桶」の効果(各区画の家畜収容数がプラス2される)によるものです。

畑からの収穫

小麦畑から小麦を3つ、野菜畑から野菜を2つ、自身のストックに移動します(小麦1→4、野菜2→4)。ちなみに、畑に植わったままの作物も最後の得点計算では数に加えて問題ありません。この後の食料供給でこそ使えませんが、最終的な農場の資産としては計上する必要があります。

食料供給

必要な食料は15。現在の食料は9なので、食料を6稼ぐ必要があります。

食料にできるのは羊・猪・牛・野菜などがあります。ここでは最終的な得点計算を考慮して、猪2匹を調理場で食料に変える事にしました(猪5→3、食料9→15)。

これで無事足りるようになったので、食料を供給します(食料15→0)。

家畜の繁殖

猪と牛が繁殖によって1匹増えます(猪3→4、牛5→6)。

最終得点計算

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最後に、農場の各種要素の数を確認して、規定と照らして何点であるかの得点計算を行います。

  • 畑:5枚→4pt
  • 牧場:5区画→4pt
  • 小麦:8個→4pt
  • 野菜:4個→4pt
  • 羊:1匹→1pt
  • 猪:4匹→2pt
  • 牛:6匹→4pt
  • 未使用のスペース:無し→0pt(未使用があると1スペースにつきマイナス1pt)
  • 牧場内の厩:0個→0pt(厩が牧場内の区画に建てられている場合、1個につきプラス1pt)
  • 家:石の家5部屋→10pt ※レンガの家:部屋数×1pt、石の家:部屋数×2pt
  • 家族:5人→15pt ※1人につき3pt。なお、新生児[14ラウンドで生まれた家族]の場合も得点は同じ。
  • 進歩点:12pt(石窯3pt, 井戸4pt, 調理場1pt, カゴ製作所2pt, オランダ式風車2pt)
  • ボーナス点:4pt(カゴ製作所を持った状態で葦の資材を2個保有:1pt, 家庭教師の後に職業カードを3枚場に出す:3pt)

 

上記を合計した結果、最終的な得点は64点となりました。

まとめ

ゲーム概要の説明やソリティアのプレイ記などにより、かなりの長文記事となりました。最後まで読んで頂けたのであれば大変ありがたいです。

アグリコラは最初こそルールの取っ付きにくさはありますが、ラウンドカードのめくれる順番や豊富なカードの組み合わせなどから、リプレイ性の大変高いゲームだと思います。

世にボードゲームと名の付く物は数あれど、アグリコラはその中でも屈指の面白さを誇るゲームだと思います。

複数人で遊んでも、今回の記事で取り上げたようにソロで遊んでも、どちらでも楽しめるのがまた凄いと感じます。

本記事を読まれた方が、アグリコラというゲームについて興味を持たれたようでしたら、是非遊んでみて下さい。

誇張抜きで、一生遊べるボードゲーム、それがアグリコラだと思います。

 

以上、ゲーム『アグリコラ:リバイズドエディション』のゲーム概要の説明、およびソリティアのプレイ記でした。

アグリコラ リバイズドエディション (Agricola) 日本語版 ボードゲーム

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アグリコラ 5-6人用拡張セット (Agricola: Expansion For 5 & 6 Players) 日本語版 ボードゲーム

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アグリコラ:アルティフェクスデッキ 日本語版

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