短歌サイト「うたの日」の使い方について簡潔にまとめる。短歌投稿のやり方やルール、票や評の入れ方・送り方、結果の意味、マイページの表示・編集など。
こんにちは、あるこじ(@arukoji_tb)です。
先日から、自由参加の短歌サイト「うたの日」(http://utanohi.everyday.jp/)にて短歌を投稿し始めました。
まいにち歌会やってます。
というキャッチコピーから分かる通り、このサイトでは複数のお題が毎日設定され、それに対して短歌の投稿および投票・評(コメント)が行われています。
今回「うたの日」への短歌投稿を実際に行ってみた上で、短歌の投稿のやり方等、同サイトの使い方について、簡単に整理してみました。
以下、使い方の説明となります。
※記事の内容が一部陳腐化していたので、2023/7/12にて情報の最新化を行いました。
「うたの日」の使い方
短歌の投稿について
会員登録とかは無い
参加にあたり、会員登録等を事前に行う必要はありません。短歌を投稿するところからスタートします。
なお、各会員個別のページがありますが、これは短歌を以下の流れで一首投稿し、歌が公開されるまで進んだ段階で初めて、投稿時に使用した筆名に紐付くデータが作成されます。
そのため何はともあれ、まずは歌を一つ投稿してみましょう!
短歌の投稿はお題のリンクから
短歌を投稿したい場合、表示されているお題をクリックする事で、登録のフォームに移動します。
このフォームから短歌を投稿します。
投稿するとプレビュー画面に移ります。この画面で自身の筆名及び関連リンク(何かあれば)を設定します。
投稿した短歌の内容が正しい事や筆名等を設定したら、あとはOKを押せば本登録となります。
ちなみに一度登録した短歌については、締切以前であれば、下記の手順で訂正と削除が可能です。
- 訂正する場合:短歌の内容を修正して再送する
- 削除する場合:空送信(内容を全消去した上で送信)する
投稿できるのは一日一首
投稿は一日につき一首までです。7時締切から23時締切まで複数のお題がありますが、その内のどれか一つのお題にしか歌は投稿できません。
他のお題に投稿しようとしても、その旨が表示されて投稿フォームには行けません。
前述の削除手順により、既に他のお題に出詠中の歌を削除すれば投稿は可能になります。
投票・評について
お題に設定された締切の時間を迎えると短歌の投稿はできなくなり、その代わりに歌への投票及び評の投稿が可能となります。
投票募集中のお題をタップすると、投稿されている歌がずらりと並んで表示されます。投票は、そのお題に自分が出詠しているか否かに関わらず、自由に行えます。
誰が書いたか(筆名)は明らかにされません。その表示順も投稿タイミングとは関係なく無作為に並べられます。
投票する
それぞれの歌に目を通して良いと思った歌に投票します。
このとき、歌を一度タップすると四つ葉が音符のマークに変化し、更に一度タップすると音符がハートのマークに変化します。
ハートのマークは一つだけ、音符のマークは幾らでも付ける事ができます。自分が詠んだ歌に投票する事は(当たり前ですが)できません。
一通り目を通して票を入れたら、画面最下部よりOKボタンを押します。
すると、自分がハートか音符の票を投じた歌のみに絞られた状態の画面に移ります。ここでOKを押せば投票は完了です!
なお、このプレビュー画面でも音符からハートに変化させるなどの操作が可能です。
そのため、私は最初の一覧画面で良いなと感じた歌にまず音符を付けてプレビュー画面まで移り、絞り込まれた中から特に良いと思った一つを選んでハートにするという流れで投票しています。
なお、一度投票した後に評価を見直すことはできません。マークの付けかえや再度OKを押すことができるので、一見すると評価の見直しができるようにも見えますが、実際には再度OKを押しても反映されておらず、最初に投票した内容から更新されることはありません。
評を送る
歌に対して評を送ることも可能です。
評を書きたい歌を選んでタップすると、評を書くフォームが表示され、書き込む事ができます。
書き込む際は、歌の投稿や投票と同様、プレビュー画面を経由して、本送信へという流れとなります。
一点注意したいのは、評は短歌と違って、一度送信したら訂正ができません。本送信する前にはきちんと内容を確認しましょう。
それでも自分の意図しない形で評を送ってしまった場合には、評は複数投稿が可能なため、訂正の評を追加で送る形でフォローすることは一応可能です。
結果発表について
短歌の投稿締切から24時間後にそのお題における各種結果が発表されます。
以前は締切から3時間後に結果発表だったのですが、2023年1月より24時間後に発表されるようになりました。
公開されるのは下記の情報です。
- 各歌の筆名(誰によって詠まれたのか)
- 各歌に付けられたハートの数
- 各歌に付けられた音符の数
- 各歌に送られた評の内容
下記の基準で得点計算が行われます。
- 誰かから貰ったハート1つにつき1点
- 誰かの歌にハートを送ることにつき1点
後者は、歌を投稿した自分が誰かにハートを送ったのに他の誰かが誰にもハートを送っていない場合に、ハートを送った者が相対的に不利になるという事態を回避するための仕組みですね。
上の図ではハートの数について3+1と表示されていますが、前の3は他者から貰ったハートによる加点、後の+1は自分が誰かにハートを送った事による加点であることを意味します。
自分が歌を出詠したお題であっても、投票する事はマイナスとはならないので、自身の出詠の有無に関わらず、良いと思った歌には積極的に投票していきましょう!
最も高い点数の方には薔薇が送られ、そのお題における首席であることが表されます。
ちなみに上記の得点基準で同点トップが複数いる場合は、全員に薔薇が送られます。音符の多寡が首席の判定に関与する事はありません。
また、時々星のマークが付いている場合がありますが、これは自身が歌を投稿したお題において投票を行い、更に誰かに評を送るという条件を満たした場合(=「まじめ」の評価)に付いています。
マイページについて
歌を一首投稿し、その歌が筆名と共に公開された(対象のお題が結果発表を迎えた)時点から筆名に紐付くマイページが作成され、その表示と編集が行えるようになります。
マイページの表示
マイページは各歌に付された筆名、または歌を投稿した端末におけるブラウザ右下に表示されているアイコンをタップする事で表示できます。
マイページではこれまでの投稿数や首席回数、累計得点、ハートを貰った数(Love)や音符を貰った数(Like)の合計や平均、代表作(これまでに投稿した中で最も好評価だった一首)などの「うたの日」における様々な成績データを見ることができます。
マイページの編集
マイページにある「マイページを設定する」のリンクを押下すると、マイページに表示される、成績データ以外の情報を一部編集できます。
具体的には、下記について編集および設定が可能です。
- 自己紹介文
- 自選三首(自由に書けるので「うたの日」外の歌でも設定可能です)
- 誕生日(月日のみ。未設定も可)
- 成績データの公開・非公開
まとめ
短歌サイト「うたの日」の使い方について書いてみました。
私は以前、枡野浩一さんの短歌をたまたま目にして感銘を受け、それからは特に結社やサークルに属する事もなく気ままに短歌を作ってきました。そのため、顔を突き合わせて行う歌会というものには一度も参加したことがありません。
そんな私にとって、オンラインで歌会が毎日開催される「うたの日」というサイトは大変ありがたい存在ですし、また何より参加していて大変楽しい場だと感じました。
今回の記事で書いた内容は、一度「うたの日」を使ってみれば分かる、簡単なことばかりです。しかし、その仕組みがよく分からずに参加を尻込みされている様な方もいるのではないかという思いから、簡単にでも整理してみた次第です。
もし、そうした方にとって、本記事の内容が少しでも役に立つようであれば幸いです。
以上、短歌サイト「うたの日」の使い方についてでした。