あるこじのよしなしごと

東京の片隅で、妻と4歳の息子と三人で暮らしています。 ボードゲーム、読んだ漫画・本、観た映画・テレビ、遊んだゲーム、育児について、その他日常などを綴っています。

『トリックと怪人』(2人プレイ)

2017秋ゲムマで発売された『トリックと怪人』を入手したので、そのプレイレポです。

今年は春・秋ともゲムマには行けなかったのですが、このゲームは製作者の方が通販形式で販売してくれており、購入できました。

 

このゲームは34人で遊ぶのが通常かと思いますが、今回は妻と二人で遊びました。2人プレイ時の感覚の参考になればと思います。

 

ゲーム概要

 

10枚のカードをプレイヤーに2枚ずつ配ります。余ったカードは原則場に伏せられ、非公開となります。

10枚にはそれぞれ1から10の数字とその属性に応じた色、及び特殊効果が付与されています。

プレイヤーは自身の手番に手札から裏向きに1枚出し、その上で自身が何色のカードを出したかを宣言(トークンを用いて明示)します。

 

全員がカードを出し終わったら、推理フェーズです。「犯人」のカードを推理し、カードを出したのとは逆順に、一人ずつ指摘していきます。

全員が指摘し終わったらカードをオープンし、犯人となるカードを判定します。そして、犯人を当てた人、犯人となるカードを出した人、それぞれが得点します。

 

犯人の判定は、出されたカードの数字の大きさで決まります。原則は数字が最も大きいカードが犯人ですが、カードの特殊効果によって犯人が否定されたり、逆転したりする事があります。

 

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たとえばこの場では、ヤクザのカード[青9]が最大です。しかし、出されているカードの中に道具屋[赤4]がいるため容疑者リストから除外され、結果的に残った中で最も値の大きい刑事[黄6]がこのラウンドの犯人となります。 

 

カードを出す際に各自がその色を宣言する事で、犯人当てが単なる当てずっぽうとならないようになっています。

は数値が高く犯人になりやすいが特殊効果なし、は青の次に数値が高くまた青のカードを犯人除外する効果を持つ(マダム[赤8]は能力なしですが数値が高く実業家[青7]に競り勝つ)、は数値は小さいが条件によって逆転する、等の特徴があります。

 

そして、更に場を引っ掻き回すのがタイトルにも登場する怪人の存在です。怪人は数値1と最弱で犯人になることはありませんが、プレイする際に何色と宣言しても構わないというルールがあります。

そのため、他人が青と宣言して出したカードが本当に青なのか? 実は怪人ではないのか?と推理を混迷させる要素になります。

なお、誤って怪人を犯人として指摘した場合、誤認したプレイヤーはペナルティとして怪人を出した人に1点献上となりますので、引っ掛からないように注意が必要です。

 

2人でプレイ

 

2人プレイの場合は34人プレイと比べてルールが一部異なります。

 

1)2人分の手札を受け持って交互にプレイする(一人二役)

2)犯人指摘について、相手の出したカードで指摘成功したら2点、自分の出したカードの場合は1

 

2人プレイは通常のプレイ(4人プレイ)に慣れてから遊ぶことを推奨とありましたが、我が家は妻と私以外は3歳の息子しかいないので、最初から2人プレイで遊びました。

 

感想としては、2人で遊んでも十分に楽しむことができました!

 

まず、このゲームは犯人カードの指摘に目が行きがちですが、自分の出すカードをできる限り犯人にすることも大事です。それは、得点に加え、次ラウンドで犯人指摘の順番が最後になるという権利も得られるからです。

ただ、34人プレイだと出せるカードが1枚のため、犯人にすることを狙うのは難しい(やってないけど多分そう)でしょう。

 

しかし、2人プレイの場合は二人分の手札= 4枚の情報があり、かつ、各ラウンドで2枚カードが出せるので、それを利用して相手がどんなカードを出してきたかを推測しつつ、どう自分のカードを犯人に仕上げるかという手作りの面白さが増すように思いました。

 

例えば、相手が政治家[青10]と思われるカードを出してきたときに、鑑識屋[赤5](政治家を容疑者リストから外す)やバー店主[黄2](政治家が容疑者にある場合、逆転して犯人となる) を出して犯人となる可能性を潰しつつ、自分の2枚目のカードが犯人となるように通す、とかですね。 もちろん、相手も2枚目にプレイするカードで更に対応しようとしてくる訳ですが……

 

推理戦も十分に楽しめました。

まず思ったのは、意外と犯人が当たらないなーということ。うちら夫婦がへっぽこだったという可能性はありますが(笑)

推理については、上でも少し書きましたが、前ラウンドで犯人になることで得られる「後で犯人指摘する」権利が非常に重要だと感じました。

 

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れを身をもって実感したのが、このラウンド。

この時のカードの出され方ですが、

私:実業家[青7] 妻:バー店主[黄2] 私:ヤクザ[青9] 妻:政治家[青10]

という流れでした。(当然ながら、ラウンド中はカードは裏向きで出されています)

 

私の視点だと妻の青と黄のカードは、どちらかが怪人である可能性があります。この状況で私が先に犯人指摘する場合、どのカードが犯人かは三択となり、見分けがつかないのです。整理すると、以下のようになります。

 

①妻の黄カードが犯人の可能性:妻の青が政治家、黄がバー店主or運び屋[黄3](他のカード全てが5以上なら犯人になる)

②妻の青カードが犯人の可能性:妻の青が政治家、黄が刑事[黄6] or怪人

③自分のヤクザが犯人の可能性:妻の青が怪人、黄がANY

 

しかし、このときは妻の犯人指摘が先で、妻は自身の黄カードを犯人として指摘しました。これで私は、今回が①のケースであり、犯人は妻の指摘通りであると分かりました。

もし②のケースなら妻は自分の青カードが最大値として犯人指摘するはずですし、③のケースなら妻は私の青カードのどちらかを犯人と考えるはずなのです。したがって、答は①となります。

 

なお、これは非常に素直な理屈で考えたケースであることは補足しておきます。素直じゃないケースはこんな感じ。

 

・実際は②で黄が怪人だった。妻は自身の犯人が当てられることを回避しつつ、私から1点奪取するために怪人を犯人として指摘した。

 この場合、妻は+2点(犯人で1点、怪人を指摘した私から1点)、私は-1点(怪人を指摘したペナルティ)でトータル3点分の差が付く事になりますね。

 

・実際は③で私の青カードのどちらかが犯人であることは妻には分かっていた。しかし、怪人を選ぶ可能性を恐れて安全のために自分のカードを選んでお茶を濁した。

 

もっとも、このときは妻の雰囲気から「普通に犯人を当てるつもりで選んだな」と予想が付いたので、ひねった考え方はしませんでした。

 

なお、「こう推理したら相手に自分の出したカードが何かバレてしまう」という考えの下、セオリー通りでない犯人指摘をするケースもあるかと思いますが、私たちの2人プレイのときはあまりそうした発想にはなりませんでした。

2人プレイでは相手の思惑を外すよりも、相手に点差をつけられないように、カードをプレイしたり、犯人指摘を堅実にこなして、確実に得点する事の方が大事に二人とも感じていたからです。

多分、34人プレイのほうが、上のようなトリッキーな犯人指摘の考え方が活きてくるのではないでしょうか。

 

ゲームの準備という点では、インストやセットアップ等も簡易でとてもよかったです。

ゲームの流れは一度ラウンド例を行う事ですぐに理解できました。各カードの情報についても人数分のサマリカードが用意されており、把握には苦労しません。まあ、数ラウンド遊べば自然と頭に入ると思いますが。

なお、プレイ時間は2人で10点先取で勝利という取り決めで、大体40分くらいでした。

 

今度は是非34人プレイでも遊んでみたいですね! 2人プレイに比べて犯人を狙って出すというのは難しいと思うので、推理の比重が高くなるのかなと思います。

 

お正月、実家に帰省する際に持っていって、遊ぶ機会が得られたらと思います。

トリックと怪人

トリックと怪人