あるこじのよしなしごと

妻・息子2人(2014生:小麦アレ持ち/2019生)と四人で暮らしています。ボードゲーム、読んだ漫画・本、観た映画・テレビ、育児、その他日常等について綴っています。

漫画『五等分の花嫁』最終話の感想・考察/風太郎が花嫁との式を挙げる

ざっくり言うと

風太郎は五つ子ゲームを経て、五つ子それぞれと言葉を交わす。やがて式は終わり、風太郎は花嫁とかつてキスを交わしていたのだと気付く。

こんにちは、あるこじ(@arukoji_tb)です。

漫画『五等分の花嫁』最終話「五等分の花嫁」を読んでの感想・考察です。感想・考察の性質上、展開やオチなどに多々言及することになるため、ネタバレ多数になります。ご注意下さい。

なお、下記は前話(121話)の感想・考察記事、および感想・考察の記事一覧へのリンクとなります。よろしければ、ご覧下さい。

◾️前話の感想・考察記事 

◾️感想・考察記事 一覧

出来事のおさらい・感想

122話で起きた出来事を簡潔に箇条書きすると、こんな感じでした。

  • 風太郎と四葉の結婚式の様子が描かれる。
  • 風太郎が五つ子ゲームにおいて無事に正答し、全員に声を掛ける。
  • 四葉が風太郎に、自分が鐘キスの相手である事、またそれ以外にも伝えたいことがあると告げる。
  • 新婚旅行に着いていくと言い出した五つ子について、四葉・風太郎ともに受け入れる。

 

f:id:arukoji:20200219115157j:image

122話では結婚式当日の様子が描かれました。

風太郎は五つ子ゲームを無事にクリアしていましたね! 流石に風太郎が外すことは無いだろうと思っていましたが、一方で最後のどんでん返しが万が一あるとしたら、ここで別の姉妹を選んでしまうという展開だろうと危惧していました。

風太郎が四葉、またそれ以外の姉妹全員を見分けるという素直な展開で、ちょっと安堵しました。

できれば風太郎がどんな進路を歩んだのかとかも知りたかったですが、ボリューム的にそこまで描くのは無理でしたね……今更ですが、せめて単行本もう一冊分くらい連載を続けてもらえたら、そこまで丁寧に描けたんじゃないかと思いました。

以下、今回特に気になった点を考察します。

考察

五つ子ゲームの正解は?

f:id:arukoji:20200219075907j:image

向かって左から、一花→二乃→四葉→三玖→五月だったようです。

私はその表情からの直感で五月→四葉→二乃→三玖→一花、と考えていました。大ハズレです。私は愛が足りませんでした(笑)

f:id:arukoji:20200219095107j:image

Twitterで読んだ意見の中では、かつて(35話において)風太郎が五人を見破れなかった時の選択と今回の答が一緒というものがあり、なるほどと思わされました。

これは偶然ではなく、意図的っぽいですね。伏線というよりは、ねぎ先生の遊び心の一つと受け取りました。

五つ子ゲームについては、きちんと当てた方も多かったようです。前話の記事にコメントを頂いた、名無しの五つ子さんも正解されていましたね。素晴らしいです。おめでとうございます!

f:id:arukoji:20200219095203j:image

五つ子ゲームの際、風太郎が五つ子全員にそれぞれ語りかけていたのが良かったですね。五つ子に対して、教師として、最後の授業をしているかのようでした。

四葉が風太郎に伝えたいこと

f:id:arukoji:20200219114952j:image

四葉は結婚式後の風太郎に

風太郎には伝えたいことがもっとたくさんあるんだ

と話していました。

これは、人によって解釈が分かれるのかもしれませんが、個人的には自分がかつて風太郎と京都で会った写真の子の正体であることを明かすということが暗に描かれているのかなと思いました。

言い換えると、風太郎は結婚式を終えたこの時点でさえ、誰が京都で会った子なのかが分かっていないということなのではないかと。

f:id:arukoji:20200219115834j:image

また、会話の様子からすると、鐘キスの相手についても、その正体が四葉だと風太郎が確信した(あるいは思い出した)のは結婚式の後だったと読み取れます。

つまり、風太郎は過去の京都での出来事や、鐘キスの相手が誰だったかという点から四葉を花嫁に選んだのではない。

それ以外の、四葉との日常の思い出や四葉本人のパーソナリティを基に、彼女を花嫁として選んだことをねぎ先生が表現したかったのだろう、と私は思いました。

まとめ

読み終えてすぐのツイートでも書いたのですが、最終話を読み終えて、誰かの結婚式に参加した後のような幸福感を覚えることができました。良い最終回だったと思います。

ユーモアとときめき、そして謎に満ちた素敵な物語を最後まで描き上げてくれた春場ねぎ先生に、最大限の感謝を送ります。本当にありがとうございました!

また、本ブログの感想・考察記事を継続してお読み頂いていた皆様にも、感謝申し上げます。ありがとうございました。

『五等分の花嫁』という作品を読み解き楽しむ中で、本ブログの記事が添え物として、少しでも役立つことがあったなら、幸いです。

以上、『五等分の花嫁』最終話「五等分の花嫁」の感想・考察でした。


§ 本記事で掲載している画像は(C)春場ねぎ・講談社/『五等分の花嫁』より引用しています。

五等分の花嫁(13) (講談社コミックス)

五等分の花嫁(13) (講談社コミックス)

  • 作者:春場 ねぎ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2020/01/17
  • メディア: コミック
 
[まとめ買い] 五等分の花嫁